雨がくれた贈り物 #24
- カテゴリ:自作小説
- 2013/01/14 02:04:00
✿主な登場人物✿
・山中 美優…心優しく、可愛らしい女の子。身長が小さく150cm。主人公
・山中 竜斗…すごくチャラ男。女遊びが激しい。すごくモテ男。
・北島 美咲…美優の幼稚園からの幼馴染で親友。
・大森 真…竜斗の親友。いつも竜斗といる。
・福田 秋…美咲と同じバスケ部。 頼りになる副キャプテン。
・城嶋 愛…バスケがヘタクソ。足手まとい。秘密が多い子。
・山中 咲…美人な竜斗の姉。 竜斗とは雰囲気が違うが、似ている。
・高月 莉那…美人で足が長く、背も170cmを少し超えるくらい。人気読者モデル。
第二十四章 『わかってた答え』
「……返事、待ってるね」
ニコリと笑い、莉那はその場を去った.....
竜斗は戸惑っている。
そして、美優は固まっていた。
「……大丈夫だよね…うん…」
美優は気持ちを立て直して、スタジオ内へ戻った。
-スタジオ内-
「あっ、莉那さん見つかった?」
駆け寄ってきた美咲。
「ああ、ううんっ!」
嘘をついた。
嘘をつかなかったら、あの光景を見たとバレるからだ。
そして、入口から聞こえてきたハイヒールの音.....
コツ、コツ、コツ、コツ.......
「皆、待たせちゃってごめんね~! さっそく自己紹介からでも・・・」
「あの!今日は急用思い出しちゃったんで帰ります!すみません!」
「えっ、美優ちゃん!?」
「失礼しましたっ!!!」
大きく一礼をして、急いで帰っていった。
「…?なんかあったのかしら?」
莉那は自分のせいとも知らず、美優の行動に唖然としていたのだった。
-翌日-
「あー、久々にショッピングにでも行くか!」
美優は気持ちを切り替えて、ルンルン気分で駅に向かった。
そして、駅に到着した時.......
マンションの駐車場で聞こえてきた竜斗の声。
美優がそーっと除いてみると・・・・・
竜斗と莉那が話している。
「話って何?早く言わなきゃ帰るよ?」
「この前の返事なんですけど…俺やっぱり・・・」
「シッ・・・・。 それ以上言わないで。 わかってる…。」
莉那は悲しそうにつぶやいた。
「わかってたのにね…なんで告白したんだろう…。」
そういって、涙を流しながら立ち去っていった。
「すみません、莉那さん」
莉那の後姿に向かって、お辞儀をした。
美優は同情した分、ホッとしてしまったのだった........
※実話ではありません。
※実話ではありません(続く)
明日、改めてコメントしますね