1月自作/コーヒー「コーヒーの香りは青春のー」
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/01/04 00:27:35
コーヒーにタバコで、頭の中が整理されるーそんな気がした。
おそらく。そして多分ーそれが正解ーそんな「気がしただけ」なのかもしれないがー彼女には真実の時間だった。
禁煙してーその後コーヒーも疎遠になった。
彼女は、喫茶店に入ることするら高校時代まで体験したことがなかった。
大学構内で喫茶店があるのに驚いた。
それゆえー彼女は大学構内の喫茶店でコーヒーを飲むことに自尊心すら感じていた。さらにタバコに手を出した。最初は、「いつでも辞められる」そんな軽い気持ちだった。実際はーコーヒー片手にタバコをふかしながら、彼女は優等生で大学を卒業した。
しかしー会社で新人のくせにタバコを離すことはできず、そのくせ平然とたばこを吸い、休憩時間にコーヒーを飲みながらー結局、彼女は何一つ成果を出せずに会社を去った。。。
今、タバコもコーヒーもなく無気力な視線で、かって関わっていた会社が苦しんでいる状況を「主婦」の立場で見ている彼女は、自分に吐き気すら覚えていた。
もうコーヒーの深い味わいを一生感じることは出来ないのかもしれないーそう思いながら、それでも。
日本の会社の底力を彼女は信じてるのだ。要求される性能が出ない部品と格闘し、意味のない特許を乱発しながら、会社に何も貢献できずに主婦になった今ーたばこの煙とコーヒーの香りの折り成す音楽からすでに遠くにいることを、改めて感じながらなおーPLAY FOR JAPNー日本で生きてきた彼女は思う、祈る。
日はまた昇る、と。
あの時代ー機械部品の要求に次々応える会社の前に彼女は敗北し会社自体も敗北の繰り返しだったーその会社は今でも日本の最先端を行っている。中で働いて人はどれだけ苦労しているだろう。でも、その会社に原料供給している会社は更にきつい要求をクリアしているに違いない。スポットライトのあたらないそういう会社こそー社会をささえているのだー香りのしないコーヒーを手に思う。
ありがとう、と・・・そして青春は過ぎたのを改めて感じるのだった。。。
(おわり)
僕なんかは、それを享受しながら、それを守る努力なんかしなかった。
豊かな事が当たり前みたいに思っていて、それが絶頂に達して普通に考えれば
次にこんな低迷期が来る事は、何と無くわかっていた筈なのに・・・
今の若い人は大変だろうなと思います(若くない発言・笑)
なんか、全然「お話」になっていないので、サークルに報告していない
ですorz。
私も高校の校則を頑なに全部守っていましたw
クラスメート達が日常的に喫茶店で軽食を取り、おしゃべりをしているのを内心ひやひやしながら聞いていました。(校則違反だもん)
コーヒー、飲めなかったんだ(^_^;)今もあまり飲めないけど。
あの頃、どうしてあんなにかたくなに校則を守っていたんだろう。
性格かな(^^ゞ
農業団体に付き合わされて苦しくなるのよ。。。