アルゴ
- カテゴリ:映画
- 2012/12/11 23:41:41
今年46作目の映画館観賞。
イランアメリカ大使館人質事件を題材にしたベン・アフレック監督・主演のサスペンス映画。
1976年11月、テヘラン。
過激派によって占拠される直前にアメリカ大使館から密かに脱出した男女6人の大使館員が、
カナダ大使邸に匿われますが、革命の混乱は続き、状況は悪化していきます。
CIAのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は、架空のハリウッドSF映画「アルゴ」制作をでっちあげ、
ロケハンスタッフに偽装させた6人をイランを出国させる作戦を立てます。
観応えのある映画でした。
ハリウッド映画のでっちあげ作戦ということで、ベン・アフレック監督で実話がベースとはいえ、
エンターテインメントよりのやや軽めの作品になるかと思っていたのですが、違っていました。
イランという国が、どうしてああなのかということにほんの少しだけ触れられた気がします。
史実なので6人の大使館員達が助かることは明らかだし、銃撃戦やカーチェイス等もなく、
過剰な演出はされていないのに、緊迫感のある展開で、とても緊張しました。
イラン脱出のクライマックスの空港での場面は、ほぼ脚色ではないかと想像していますが、
映画「アルゴ」が架空ではなく、一瞬、虚構と現実が反転したような不思議な感じがしました。
イラン兵たちを見事に出し抜き、救出作戦は成功しますが、爽快感はありません。
ほっとした気持ちといっしょに、靴の中に入った小石のような取り除きたい何かが残ります。
★★★★【Argo】2012アメリカ
地元上映が無かったので、社員旅行のフリータイムに一人離脱して観賞しています。
もう1ヶ月前・・・
「ゴーン・ベイビ・ゴーン」ほどは、観ていて辛くないですが、ちょっと堪えました。
>おにぎりサマ この映画はどちらかというと、一人鑑賞向きかなーと思います。
映画は一人で見るもんですなぁ。
つい先日、ベン・アフレック監督の「ゴーン・ベイビ・ゴーン」を
観たばかりで、その演出力に感心したばかりなので、
この作品は気になります。
レンタル開始になってからになりますが、観ます。