自作小説 とあるオカメインコの自伝 その3
- カテゴリ:自作小説
- 2012/12/10 19:48:44
まるちゃんーそう名付けられた私の生家の「ノンプロブリーダー」ーいわゆる「育ての親」は、無事に鵜化した私が日々成長するにつれ、難しい顔になっていったんだそうだ。
私はそんなこと気にする暇はなかったけれど。だって。親から餌をもらうのに必死だったからね。
今の飼い主が言うにー親が餌を与え切れない雛にブリーダーさんが餌を与えて、雛が落鳥する(つまり死ぬこと)ーを阻止するのに必死だったなんて、今だってあんまりよくわからん。
とりあえず。私は、自力で餌を食べるようになった。ある日、「巣上げ」と称して親から引き離され、親鳥のくちばしからでなく、変な舌触りの物体から餌が供給されるようになった(注;プラスチックの注射器型の流動食注入器)。
親から引き離されたショックよりも、からだが優先するの栄養を食欲という形で私は求めた。私の体は親より食欲を求めたわけだ。それが自然界の巣立ちという過程に相当する段階だった。
その時期。「人間」がはっきりわかるまで成長した背骨の「奇形」にブリーダーさんが心を痛めていたらしい。
そんなことは私には自覚はない。腹を満たすのに兄弟姉妹を押しのけ食べ、順調に日々成長していったー自覚のない背骨の湾曲が明確になってることも自覚せずに。。。
(つづく)
でもね!元気でよかったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
って思うピコちゅんよ♪ピイ♪
トシraudさん、そうビヨっ!
あれは、おうむたんより子分ビヨっ!自覚がなさすぎビヨッ(怒)
飼い主談
今回ばかりは、おうむたんに同調するビヨ。。。もとい、同調せざるを得ない(ーー;w