12/1 リヒテンシュタイン展
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2012/12/09 20:59:25
12月1日にどこへ行ってたかと言うと、まず東京の「国立新美術館」で開催中の「リヒテンシュタイン展」に行ってました。
懸賞で券を母が当てたので、ただし母と日程が合わず一人だけ まあ気楽で良いのですが。
リヒテンシュタイン公国、「ルパン3世」でカリオストロ公国のモデルにもなった 美しくのどかな国です。しかーし、リヒテンシュタイン家は相当なお金持ち貴族。
侯爵の位は確かにハプスブルク家から与えられたものですが、公国の土地は自ら買い足していったものです。第一次世界大戦の時、中立宣言にも関わらず連合国から兵糧攻めを受けた時 唯一救いの手を差し伸べたスイスに ぽん、と物資の代金を支払ったのはリヒテンシュタイン家でした。そのため歴代収集してきた美術品も相当なもの。
まず、バロックサロンでは天井に「占星術の寓意」「彫刻の寓意」「音楽の寓意」「絵画の寓意」という4枚揃いの天井画、夏の離宮を飾っていたものだそうですが、これより前の天井画を修復して飾ることになったので、上記4点は取り外され来日することになったそうです。
汚い大きな絵がかかってるな、、と思ったら 絵画じゃ無くて絨毯『「ムガル大帝」連作』 絨毯ってことは 踏んでたんでしょうね昔。
枝付き大燭台2点、目録の国名が中国、日本、ヨーロッパとなってるのでよく見ると。
大きな壺と皿を組み合わせて、金の金具で大燭台にしてる。アジアにはないセンス。
その後延々とリヒテンシュタイン侯爵家を記録する美術品、名画(ルネサンス以降のコレクション)、クンストカンマーと続く。
こんなにすごい美術品を見たのは初めてだと思います。
とくにすごいのは 天井画も絨毯もそうだけど、かなりの確率で「ひとそろい」あること。
同じ芸術家にセットで注文するのですね。
まるでポーズは同じでも色違いのフィギュアを揃えるように(←オタク的貧相な理解)
眼福でした。
道楽~
見に行きたいですが東京なんですね。
こちらの地方にも来る機会があったら行って見たいです。
本当に凄そうですね。
イタリアとドイツでいくつもみたけど、そのセンスは日本人だとくらくらきますw
同じやり方でも、トルコの方がセンスは格段によかったですねw
それにしてもリヒテンシュタイン展、行ってみたいなあ~。