Nicotto Town


JEJE 昔の名前ででています。


月と太陽

仕事の帰り道・・・
夜空を見上げてみる。
涙がこぼれないように・・・

月が出ていた。
そしてその月は、毎晩毎晩形を変えていく
どんどんかけていく・・・

まるで、思い出と私の心のように
どんどんかけていく・・・
そして、もうすぐ 無くなってしまう

その後、又満ちていくのはわかっているけれど
満ちていく月の姿がわかっているのに、、今の私には無くなっていく月しか想像ができなくて・・・

太陽は、自らの力で毎朝輝き私たちを照らし
また夜になると、太陽の力で身近な星たちは、美しく光を放つかのようにみえるけれど・・・
自らの力で、輝く事は無い。
そして私の心も体も自らの力で、輝く事も無い。

今まで、輝いていて見えていた恋も
輝いていると信じていた私も・・・
太陽の光に照らされ輝いていたのだ。
そして、真っ暗なステージの上でも・・・数々の照明に照らされ輝いていたのだ。
自分自身が、自ら輝いていたのでは無い・・・

私一人の力では、決して輝く事は無かったのだ。
太陽の光により・・・照明の灯りにより・・・そして・・・あなたの愛により・・・
輝いていて見えていたのだ。

太陽が一日の初めに、あたり一面を輝きさせ、そして一日の終わりに全てを紅色のベールに染めて・・・

しかし、カーテンを閉め切った私の部屋はいつも暗く、照らしてもくれない。
カーテンを開ければ、光は届くのかもしれない。
でも、今は私の心のよう、カーテンは閉ざされたまま・・・

半月たてば、また月は少しずつ満ちてくるだろう・・・
でも・・・私の心は・・・今は満ちる事を知らない。




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