Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


小さな森の恋 #28

✿主な登場人物✿
・ティーナ…妖精の女の子。この物語の主人公。
・クリス…人間の男の人。妖精を信じて探し続けている。
・ヴァン・レナード…妖精の男の子。ティーナに想いを寄せる。
・マリー…人間の女の子。美しくて、可憐で、町一番の美人。
・ジル・マティ…本名はジル・マティだが、仮名を使っており、仮名、アリス・コニー

第二十八章 『リズ・マティ』

「ごめんくださ~い…。 誰かいませんか??」

ティーナは、ひっそり、ひっそりと塔の中へと足を進ませていった.....。

「あら??珍しいわね、お客さんなんて。」

「えっ・・・・!?」

フッ.... と上を見ると、小悪魔のような格好をして、フワフワ浮いている妖精。

「やだぁ、脅かしちゃった??ごめんごめん~」

と、下りてきた小悪魔妖精。

「ひぃ~~~~~い…」

「やだ、怖がってるの??えぇ~、リズ悲しいぃ~」

「リッ…リズ…??」

「ああ、自己紹介がまだだったね、私の名前はリズ・マティ。この塔の一人娘」

「えっ”マティ”…??」

ティーナは不思議そうな顔を浮かべた。

「んっ??どうかした??」

「あっ、あのっ…!!!ジル・マティさんをご存知ですかっ……!?」

「…ジル・マティ??うーん…知らないなぁ…。ごめんね」

「知らない…??」

ティーナなりに調べたジルの過去を知るものの住所のはずだった…。

なのになぜこの子は知らないのだろう…。

「何してるのっ!?」

「えっ!?ジルさんっ………!?」

「…ふざけんじゃないわよ、この素人が…」

といって、ジルは指をパチンッと鳴らして、魔方陣をティーナの足元に作り、

そして....ワープさせた。

「ハァ.....ハァ.....」

「・・・誰かしら??ジル・マティって…」

「気にしなくていいわ、リズ。」

「そーだよねっ、”アリス”。」

「そうよ…。私は一人…。妹が殺されてから…一人で生きてきたんだから…」

PLLLL......

「何かしら? いいえ、私は指示に従わないわ。どう動こうと私の自由よ。」

プッ──────────。

「また仕事??」

「ええ、ごめんね、リズ。 またお金渡しに来るわ。 今日はこれだけ。」

と、金袋を渡した。

「ごめんなさい、いつも…。母と父が死んでからいつもお世話になっちゃって…」

「いいえ、いいのよ。 じゃあね。」

ジルは、タタタタタッ..... と行ってしまった。

(そろそろ、依頼のほうも片付けたほうがいいのかしらね。)

といって、GPS機能を スッ.... と見てつぶやいた。

「そろそろ終わりにしましょう?? クリス・ドレッド、ティーナ。」

ジルは今、何を依頼されてるのでしょう??

※実話ではありません。





月別アーカイブ

2019

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.