ドラマ【捜査地図の女】
- カテゴリ:テレビ
- 2012/11/23 13:13:21
【感想】ガタックがああああ! 佐藤祐基もカブト出演後からちょこちょこいろんなドラマに出てますが、どれもイマイチ、そして今回はついに殺される悪い人の役になってしまいました。カブトでは私、ガタックが一番好きだったんですけどねぇ。水嶋とえらい差がついたよなぁ。まぁ水嶋も今はアレだけど。さて、事件は二重構造になってましたね。まず記憶障害がある昭彦が容疑者として上がりますが、その後婚約者の朝倉の容疑が濃厚になり、それが「私が来た時にはもう死んでました」といういつものパターンで、最後に真犯人がわかるというね。私も最初朝倉は怪しいなと思ったんですが、案外早くその謎が解けてしまったので、こりゃ犯人は別にいるぞと。で、組紐屋を再度訪ねたシーンで、あ、こいつがあづさの実父じゃんw 犯人確定と。後は裏付け捜査みたいなもんでしたね。ですが今回もちょっと動機が弱かったなぁ。沢村は組紐屋に、あづさの本当の父親であることをバラすとか、婚約者にあづさが荒れていた頃の話をバラすなどと脅したんでしょうが、それだけで殺すというのもね…。佐藤祐基が演じていたのであまり悪く言いたくはないですが、ぶっちゃけストーリー上で沢村は社会のダニ。死んでもいいような人間ですが、彼を殺すことによって背負うリスクを考えると、やはり殺すべきではなかった。まず、婚約者に過去がバレていないという前提で考えるとしても、ずっとその秘密が守れるかどうかわからないので、生涯あづさはびくびくしながら結婚生活を送らなければならなくなってしまう。そんならぶっちゃけてしまうのも1つの手。それで離れてしまうようなら、その男はそれだけの存在だったということですよ。それに実父だのどうだのいう話も、そりゃショックは受けるかもしれないけど、彼女ももう立派な大人なのだから、それを受け入れるだけの許容はあると思うんですよね。思春期の頃ならともかく。結局これらの問題から顔を背けて真正面からぶつかろうとしなかったことが招いた悲劇だと言えるでしょう。あと、地図には載っていない裏道や建造物の敷地内を通るショートカットが、アリバイ工作を可能にした、というのは面白かったですね。ただそのアリバイ自体が偶然に頼りすぎていたような気もします。てことは彼のアリバイが成立してしまったのは、故意ではなかったということなのか。元々関係性が薄い人物だったので、アリバイ工作など考えずにショートカットを使って行き来したら、偶然アリバイができちゃったーみたいな感じだったのかな。