最近読んだ本
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/11/16 22:55:51
図書館で以前予約していた本が次々に届いて
この1週間は読書三昧でした♪
どの本も期待にたがわず面白かったのでご紹介します。
①「ロスジェネの逆襲」 池井戸潤
②「舟を編む」 三浦しをん
③「のぼうの城」 和田竜
①は同じ作者の「下町ロケット」を読んで面白かったので、内容もあまりわからないまま
予約していた本ですw 大手銀行から子会社の証券会社に飛ばされた主人公に
IT企業間の大型買収の話が持ち込まれますが、
それを親会社である銀行に横取りされます。
その後、買収される側の企業に組することになり
親会社の嫌がらせや圧力と戦うことになります。
株の売買にまつわる用語やホワイトナイトといった言葉は、
昔ホリエモンが世の中を騒がせていた頃に聞いたことがある程度の認識ですが、
お話自体は緊張感があってとても面白かったです。
➁は辞書作りに携わる人たちのお話です。学生時代から社会人になって
その後もつい最近まで辞書にはさんざお世話になってきましたが
一冊の辞書を作るのに、これほどの愛情と熱意と努力がささげられているとは
思ってもみませんでした。そして辞書の紙質に細心の注意が払われていることにも
考えが及びませんでした。最近では電子辞書ばかり使っていて
紙の辞書とはご無沙汰していますが、久しぶりに紙の辞書で
何か調べてみたくなった一冊です。
ラスト近くは、私の大好きな「天地明察」の一場面を彷彿させるような場面があり
思わず泣かされてしまいました。
③は現在公開中の映画の原作で、かなり前に予約していたのが
公開を待っていたかのような絶妙のタイミングで私の元にやってきましたw
でくのぼうなので「のぼう様」と呼ばれている成田長親が、
たった5百人、農民を含めても2千足らずの軍勢で
石田光成率いる2万あまりの軍勢と戦ってこれを打ち負かした
世に言う忍城攻めを舞台にしたお話です。
実は来週この映画を見に行く予定なのですが、
原作を読んでしまったので、映画が原作ほど面白くなかったらどうしようかと
少々悩み中です。読んで面白かった本の映像化されたものは
大抵、期待を下回ることが多いので、映画を観てから読めばよかったかもと
ちょっと後悔しています・・・・でも映画も気になるし・・・どうしようかなぁ・・