Nicotto Town



「A Bridge Over・・・」


町外れに架かる橋を少女は渡っていました。

「うさぎさん、もうここでいいよ」
後ろから付いてくるうさぎに、少女はいいます。
「うさ~」
「うん。でも、あなたはこの橋を渡れないでしょう?」
「うさっ。うさうさ?」
「ううん。この街は大好きよ。でも、いつまでもここにいるわけにはいかないから」
「うさっ。うさうさうさっ!」

うさぎは駄々をこねるように少女の袖を引きます。
「お願い。我が儘言わないで」
「うさうさっ。うさうさっ」
うさぎは嫌々をするように首を振りながら少女の袖を引き続けます。
「ごめんね。でも、もう決めたことだから!」

少女はそういってうさぎの手をふりほどきます。
「うさ?」
うさぎはちょっと驚いたように離れた手を、そして、少女の顔を見つめます。

「うさ~っっっっっ!」
やがてうさぎは、目に一杯の涙をためながら、橋の上を街へとかけていきました。

「ごめんね、うさぎさん。でもね、この街は優しすぎて・・・寂しいんだよ」
少女は、去って行くうさぎを見つめながら、そうつぶやきます。

そして、ゆっくりと振り返って橋を渡り始め・・・

ようとした時
「うさっっっっ!」
どべっ!
大きな音と共に、うさぎが派手に顔面からこけました。

・・・
「しょうがないうさぎさんだな~」
少女は少し急いで、橋を戻り始めました。
「うさぎさん、大丈夫~」
かけていく少女の顔が、ちょっとだけ嬉しそうに見えたのは、月の光のせいだったのかもしれません。

「うさ~(*´Д`*)」



おしまい(#^.^#)


アバター
2012/11/08 23:16
こんばんわ^^
おぉ〜っと。。。ニコタやめるのかと。。。あ〜よかった!!!すごい早とちりでした^o^;;
アバター
2012/11/08 22:21
いつも可愛い~登場人物で、楽しいお話で、心が暖まります^^

少女は、「固い意志」を、見せて、うさちゃんと別れを、絶対な物に
みせてたけど…(ちょっと泣きそうになりました~w)
やっぱり~深層心理が、最後にみれて…
読んでるこちらも…「ほっ」としました^^



アバター
2012/11/08 19:37
自分で書いておいてなんだけど・・・

なんなんだろうね、このお話は・・・

もっと違う結末のはずだったんだけどな~。

ま、二人とも結構楽しそうだからいいかな。

ちなみに、アバターの絵が、ラストシーンです(#^.^#)



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