~歌を忘れたカナリア~
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/10/14 05:04:04
~歌を忘れたカナリヤは~
一歩 前に進まなければ・・・と
私は今までの仕事をやめて また今までの事も一時全て リセットした。
そして原点に戻り
毎日 カフェに通い 一杯のカフェモカを飲みながら また 歌を作り出した。
甘さ控えめ 無脂肪ミルク そしてホイップは多めに・・・
私のこれだけは譲れない こだわりのカフェモカ。
確かに あの頃は 本当に輝いていた
その頃に さかのぼり 雨の日も 風の日も 暑い夏の日も
輝いていた私を 取り戻すために
机の奥に しまいこんでいた ノートを持ち出し 気分を変えて
いつも 私は カフェに 立ち寄って
脳裏に 次々と歌詞が不思議なくらい降りてきて
自然とそれに曲が降りてきて
いつも同じ席に座り ひたすら 歌を作り続けた。
いつかきっと 一瞬でも また輝く日が来る事を 信じて。
そう 青春時代 時にはギターを手に
そして 時にはピアノの弾き語り・・・
確かに あの頃は本当に輝いく自分がいた。
自分の想いを 歌に乗せ・・・ 同じ気持ちを持つ人との 接点を持ち・・・
そう 夢は見るものでは無い 叶えるもの。
どれだけ 時をかけても あきらめてはいけない。
そんな私を いつものカフェで 遠くから私を見ていた人がいた。
そう そこには いつもその人の姿があった。
仕事の打ち合わせをしていたその人の姿が・・・
でも その時は まだ その人の存在が
私の人生を180度変えるなんて 思いもしなかった。
幸せってけっこうそばにあるものですよね^^