いらない人間。 #51
- カテゴリ:自作小説
- 2012/10/13 11:19:10
✿主な登場人物✿
・山口 モナ・・・引きこもりで大変辛い過去を抱えてる。
・高山 真菜・・・モナの『元』親友。
・森坂 悠・・・イケメンで人気のある学校No1モナの『元恋人』
・山口 優奈・・・モナのお姉ちゃんでスーパーモデル。
第五十一章 『記憶戻った…??』
「えっ!?記憶が!?」
「シーッ!!!!実はだいぶ前から戻ってて…。でもモナと桐には黙ってて、お願い!!」
優奈が手を合わせて必死に頼んだ。
「何か深い理由があるんだよね、優奈ちゃん…」
と明日香が問いかけると優奈はゆっくりうなずいた。
「明日香ちゃん…。私…怖いの。いまだにモナに恨まれてるんじゃないか…とか…。
桐はいまだに私を忘れられずにいるんじゃないかとか思うと怖くていえない…」
涙を流した優奈。
「わかったから泣かないで??私、黙ってるから」
明日香と優奈は約束を交わしたのだった…。
────────翌日っ。
「今日はテスト2日目っ!!張り切ろうっ!!!」
「バッカじゃないのー??張り切るだけスタミナの無駄使いだしー。」
と朝食のパンをかじる明日香。
「明日香ちゃん、昨日勉強したの??ねえ、したのっ!?」
モナが問うとビクッとさせた明日香。
「…はぁ。してないんだぁ~…。桐君に言ってもいいのかなぁ~??」
「やっ…やめてよ!!!お兄ちゃんは関係ないでしょ!!!」
と朝からワーワーやる2人をほほえましく見る2人。
「フフッ、2人って仲いいのね。」
クスッと笑う優奈。
「そうだよ、あの2人は昔から仲よかったからなぁー…」
20歳になった2人にはまぶしい青春でした。
「ってやばい!!遅刻するじゃん!!明日香ちゃん、行こう!!!!」
と2人は走って家を出て行った。
学校にあっという間に到着。
「はいはーい、じゃあテスト開始しまーすっ」
テスト時間はあっという間に訪れた。
「はーい、じゃあ回収するからねぇー!!!」
と明日香の白紙のテストは回収されていった。
「つっ…ついに白紙で出してしまったぁ~~うわぁぁぁぁあん」
「バカだねぇ…。だから勉強しとけっていったんだよー…」
「モナちゃん、今日さ、菫んちで勉強会するけど…来る??」
話しかけてきたのは美海。
「おっ、本当に!?いいね!!明日香もコレだってらヤル気でるでしょ!?」
「へっ!?へ…へへへ…そっ、そうだよね、行くわ」
美海の顔を見るとつい顔がひきつる明日香。
「じゃあ一緒に行こう、もうすぐ行くからさっ。」
といって3人は菫の家へ向かった。
菫の家は以外と近くてすぐついた。
ピーンポーン…。
「はぁーい??あっ、明日香ちゃん!!!久しぶりぃ~!!!!!!」
明日香の顔を見るとすごく嬉しそうにする菫。
「久しぶり。モナ、今日勉強教えてねっ」
明日香はいつの間にかモナを呼び捨てにし、ベタベタしていた。
それを見た菫は…。
「はっ…入って…。今案内するからっ…」
顔が引きつってしまった。
「あら??お客様ですか??いますぐ紅茶を入れますね」
「うぉー…。お嬢様ぶりは健在だぁー…」
「クスッ、こんなのは”モナちゃんには”ないでしょー??フフフッ」
意味深な言葉を発言。
「はぁ??」
波乱の予感です。
※実話ではありません。
続き気になります