え、まさか知らないの？？？？
- カテゴリ：ニュース
- 2012/10/12 18:15:30
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20121012-OYS1T00842.htm
沖縄県の仲井真弘多知事は１２日の定例記者会見で、
米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）に配備された
新型輸送機ＭＶ２２オスプレイについて、
「日本国中に散らしなさいと言っている」と述べ、
県外に分散して配置するよう政府に求める考えを改めて示した。
知事は「人口比で沖縄には１機ぐらい置くという議論は
あり得るかもしれないが、
米軍が日本中で飛ばすと言っているんだから、
そこに持っていって再配置すればいい」と語った。
知事は９日に野田首相と会談した際にも配置分散を要請。
森本防衛相は１１日、記者団に対し、
「現実的でない」との見解を示した。
知事は会見で「非現実的な安全宣言を作るからおかしくなる。
そのまま言葉をお返ししたい」と批判した。
引用終了
ニュースになっているのでエントリにいれました。
オスプレイはVTOL機、つまり垂直離着陸ができる機体です。
→垂直離着陸ができない機体は滑走路のようなものが必要になります。
大雑把にいえば、ヘリコプターの大きいものと考えられるでしょう。
ヘリコプターの役割は、コブラのように対地攻撃をするものも
ありますが、ほとんどは兵員などの輸送に使用されるものです。
オスプレイもその種類で、今までのヘリコプターよりも
多くの人員物資が運べるようになります。
そして航続距離は飛躍的に伸びます。
普通のヘリコプターは150km程度ですが、
オスプレイは600km距離は4倍になります。
報道されているような事故が多いのは確かにその通りです。
VTOLという機体はあまり使われてこなかった機体なので
開発に時間とコストがかかり、コストがかかるということは
配備数が少なくなり、配備数が少ないものは運用時間が
短く、整備も難しいものです。
沖縄県を中心に600kmの半径を描いて下さい。
それが、今回配備されるオスプレイの価値です。
尖閣諸島、台湾、フィリピンに行く事のできる輸送機。
また、運用方法によっては、
沖縄から鹿児島まで民間人を輸送することもできます。
尚、今回配備されるオスプレイの他に、
尖閣諸島の問題が起きた際、
アメリカは軍を動かしています。
F22という最新世代戦闘機を20機沖縄に配備します。
F22は仮想戦闘で既存機を144機撃墜して、
自機は1機も撃墜されなかったという
極めて高い性能をもった戦闘機です。
アメリカの既存機F15は中国の最新戦闘機よりも
性能が高いので低く見積もって中国の戦闘機を
2880機撃墜する性能があります。
従ってわずか20機であっても、
F22の配備は中国にとって怖い存在です。
ちなみにF22にも欠陥（人為的なもの）が
見つかっています
中国は初の空母を大連で就役させましたが、
アメリカは空母を2隻東アジアに配備しました。
アメリカは13の空母を持ち、予算削減で11に
減らしたと思いますが、そのうち3つを
太平洋に配備しています。
3隻というのは、持ち回りで常時監視するときの
最小限の配備であります。
また空母の弱点である、潜水艦を
アメリカはフィリピンのスービック湾に派遣しました。
また、最新鋭のF35を沖縄に優先的に配備することも
決まっています。
アメリカがここまでするのは、
中国に対する牽制ももちろんあります。
しかし真の目的は、フィリピン、台湾、日本、などアメリカ側に
つくであろう国々が弱体であり、力の空白による
万が一の軍事衝突という危険を事前に摘む意味があると思います。
日本からみれば尖閣諸島の問題に見えますが、
大きな地図でみれば東アジアの安全保障という問題なのです。
安全を確保するために、軍事力による威圧が必要な場面が現在です。
オスプレイの配備もその延長上にあります。
尖閣諸島が奪われたら、最前線は沖縄になります。
オスプレイを使用するアメリカ軍の軍人は、
輸送機という丸腰を用います。
沖縄にオスプレイを配備すること。
有事の際には丸腰の輸送機を使用すること。
アメリカ兵の犠牲があっても、東アジアの平和を
守るというアメリカ軍の意思を感じます。
国境の土地というのは、どの土地も厳しい存立条件です。
古くは防人の時代から、日本は外敵の脅威に晒されてきました。
沖縄にアメリカ軍が無ければ、
より大規模な自衛隊の基地ができるだけです。
（アメリカ軍と同じプレゼンスを保つには
大規模にならざるをえないです）
アメリカ軍も自衛隊の基地も無ければ、
スービック基地をなくしたフィリピンのように、
侵略されるがままの存在になります。
侵略された後は、防御するだけの時よりも
数倍の兵力がなければ奪回できないのは
戦争の定理であります。
奪われた時に「あの時アメリカ軍がいてくれたら」とは
フィリピンの国民は感じているでしょう。
制海権が奪われれば、漁にさえ行けないのです。
中国は民主的で平和を愛する良い国であると
沖縄県知事が思っていらっしゃるのなら、
チベット、ウィグルについて
グーグル検索してはいかがでしょうか。
なぜ、チベットでお坊さんが自殺するのでしょうか？
どうして中国には広い土地があるのに
わざわざウィグルで核実験をするのでしょう？
チヌーク輸送ヘリが初飛行してから５０年近く経つんですね～
自衛隊の次期主力輸送ヘリはオスプレイでしょうね。
他に画期的な輸送手段が見付かれば別ですが・・・・・・・・・・・
日本国土を守れないと言う現実をそろそろ認識する必要があると思います。
本当は韓流なんて騒いでる場合ではないんですけどね（＾＾；