Nicotto Town



アメージング・ワールド

今年34作目の自宅鑑賞映画。

テリー・プラチェットのファンタジー小説ディスクワールド・シリーズのTV映画化(2部構成)
「アメージング・ワールド」と「アメイジング・ワールド 勇士の帰還」
原作は、第1作の「ディスクワールド騒動記(The Color of Magic)」と「The Light Fantastic 」

宇宙を漂う巨大な亀の甲羅の上に乗った4頭の巨大な像が支える円盤(ディスク)の上の世界
”ディスクワールド”で、落ちこぼれ魔術師リンスウィンドと観光客ツーフラワーと彼のカバンが、
涙あり笑いありの冒険を繰り広げる物語です。

面白かったです!
ダグラス・アダムスの「銀河ヒッチハイク・ガイド」の2005年の映画版くらいうれしかったです。
ただ、あれほどデキはよくなく、劇場公開映画とTV映画の差を感じます。
ですが、偉大なる亀ア=テューンの映像化は出色の出来で、感涙ものです。
登場人物の衣装等と比較すると、偉大なる亀に相当の予算を費やしたことが明らかですが、
何より素晴らしい映像センスだと思います。

原作から、キャラクターやエピソードがいくつか削除され、わかりやすくされているようです。
偉大なる亀の美しい最後のシーンには、思わず、涙腺がジワっと来てしまいました。

とても楽しい映画なのですが、満載のファンタジー小ネタは知らないと分からないだろうし、
けっきょく、みょーな世界で、地味な二人がすったもんだやっている地味なストーリーなので、
好きじゃない方には、ウケない可能性の方が高いです。

それにしても、邦題は「ディスクワールド」にした方が飛びつく人が多かっただろうと思うけれど・・・。

テリー・プラチェットのディスクワールド・シリーズは、「ディスクワールド騒動記」を除いて、未読です。
未邦訳が多くて、他の邦訳既刊は異なる出版社から単行本が出ているので、
文庫本でシリーズ刊行されないかなと待っていたのですが、そうなる気配は今のところありません。

【The Color of Magic】2008TVイギリス


今回のブログイベント「映画」カテゴリで、秋の夜長に見たい映画についてブログを書いてみよう~
のブログではないのだけれど・・・




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