Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【薄桜記】

薄桜記 最終回
NHK-BSプレミアム 金曜夜8時~
【あらすじ】吉良邸の警護が長引き、士気の低下を目の当たりにした典膳は、吉良上野介に直訴する。しかし、反対に上野介は月見の茶会を催すため、警備強化のために増築した高塀を無粋だと壊してしまう。茶会の予定日の前日に、柳沢吉保が将軍綱吉を自邸に招き茶会を催したため、それに遠慮して上野介は12月14日に茶会を延期した。赤穂浪士はその情報をつかみ、14日に討ち入りすることに。そして安兵衛は義父の与兵衛に、自分が典膳を呼び出し始末すると告げる。

【感想】あまりにも悲しい最後でした。どうか2人とも生き残って幸せになってほしいと願っていたのに、2人とも死んでしまうなんて…。しかも2人はまだ正式に復縁していないので、夫婦だったわけではありません。少しでもいいから、2人に再び幸せな夫婦生活を送ってほしかった。吉良邸での2人は夫婦のようではありましたけどね。典膳が文鳥を逃がして安兵衛との約束の場に向かったということは、すでに死を覚悟していたということでしょう。夫婦の今生の別れがあんなあっさりと終わってしまったのは、安兵衛の真意がまだはっきりとつかめていなかったからでしょうね。死ぬかもしれない、でも死なないかもしれない。だからあんなあっさりとした別れ方だったんでしょう。もし典膳が安兵衛の言うことに従い、一晩隠れていたとしたらどうなったでしょう。典膳の名は再び地に堕ち、千春とはまたもや引き裂かれ、長屋暮らしをするしかなかったでしょうね。自分の名誉を守り、千春と生き別れという悲しい状況に陥ることなく、親友の本懐を遂げさせるには、こんな終わり方しかなかったんでしょう。ただ千春の心情を思うと、どんなに名が地に堕ちようと、引き裂かれようと、典膳には生きていてほしかったんじゃないかと思います。典膳にもそれはわかっていたでしょう。でもこの最後を選んだのは、彼が本当のサムライだったからだと思います。これが武士道なのです。典膳が死ぬシーンで、彼のこれまでの不幸な一生を顧み、涙が止まりませんでした。今でも思い出すと泣けてしまいます。何故こんな真面目で人がよく、そして誰にも負けない剣の腕を持つ人物が、自ら斬り殺されるという道を選ばなければならなかったのか。そもそも千春を嫁にもらわなければ、こんなことにはなりませんでしたね。つまり千春はとんだサゲマンですねw 結婚というのは、本当に人の人生を大きく左右しますね…。




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