もしも小説をこれから書こうと思っている人へ
- カテゴリ:日記
- 2012/09/19 00:28:30
小説は素晴らしいです。
まず読むことが素晴らしいです。
読んでその世界観を好きになれたらますます素晴らしい
その世界観を堪能したら、また次の小説という感じに・・・。
次から次へと読み進めて行くととても楽しいです。
たくさん小説を読んで・・・「小説とは?」と、考えることが出て来たり、「自分ならもっとおもろい小説かけるで」と、思ったりして…短い小説でもいいので書くとします。
書いてしまうと・・・さらに小説を読むのがおもしろくなります。
自分がどうやって書いたか、思い出してください。
自分の経験、体験、知識、理想、考えたいこと。
そういったことが・・・すべて詰まっています。
つまり小説を読むと・・・文章の向こう側に人間が見えて来ます。
それが見えてくるまで繰り返し本を読む。
それがボクの「読み方」です。それがボクは楽しくて仕方が無いんです。
師匠と崇める本は10回は読んで見ようと目標を立てて見ました。3回は読みました。
ボクは最近気づいたのですが・・・自分の書きたいジャンルを最近やっと理解しました。
ハイファンタジーと呼ばれる分野です。
日常の中にファンタジーがある。異世界がある。って奴です。
その中でも特殊なスタイルが・・・上橋菜穂子先生のいきなり「異世界」の日常から始まる物語です。
ボクは同じ種類に当たる「ロードオブザリング」を読んですごく幻滅したことがあります。
「ロードオブザリング」は映画で全編見ましたけど・・・。
小説としては最初の1巻すら読むことができませんでした
その一番の理由は「説明」です。
異世界に対する説明だけの文章が永遠と続くのです。
これに耐えられませんでした。
それでボクが読めたのは・・・「ゲド戦記」と、「獣の奏者エリン」です。
「獣の奏者エリン」を読んでもらえるとわかりますが・・・上橋菜穂子先生は「説明しています」って分からないように読者に世界観を伝えることのできる作家なのです。
ゆえに師匠として崇めていますw。
「ゲド戦記」はジブリ映画にもなりました。
ボクは一巻だけを読んでいます。この作品を読んでとても気に入った部分というか、魔法の描写ですね。
ボクは魔法を使用するファンタジーを読むたびに何か違う、何か違う・・・と、フラストレーションを溜めていき、小説を書いてやる!と、思い立った青年でした。
20歳の頃w
そうやって出会ったのが「ハリーポッター」シリーズです。
あの作品からも魔法のことは学ぶことが大きかったのですが・・・真似もしてみようと思いましたが・・・自分の表現したい魔法は表現できませんでした。
そうこうしているうちに出会ったのが「ゲド戦記」なんです。
さて・・・この物語は魔道士ゲドの物語なわけですから。
当然、魔法をたくさん使用するわけなんです。
いたるところで。
主人公は「何回」、魔法の呪文を唱えているのか?
「マハリクマハリター」と、魔法使いサリーちゃんのように活躍しているのか・・・。
第1巻では・・・「1回」です。
驚かれると思いますw
ゲド戦記の作者から学んだことは・・・ボクたちは確かに異世界のことを描いている・・・。
でもだからと言って全てを知っているわけじゃない。
分からない部分は分からないと書いていい。
ってことです。
どんな魔法陣なのか・・・どのように見えるのか・・・。
その部分こそ重要で・・・それを映像として描写するのはアニメ関係者や、映画監督に任せておけばいいのです。
ってことをボクはこの作家から初めて学びました。
そしてよく大ヒットしている魔法の戦いを描いている「作家」さんたちは・・・その「ルール」を忠実に守っていました。
それはそれですごいなwって。
すみません、だいぶ話がそれました。
小説をぜひ書いて見てください。
そしてもしも・・・「書けない」時期がやってきたら。
これも大先輩からの言葉ですが・・・。
書こうとしていることと、「まったく関係の無い本」を読む。
自分がこれは絶対に読まないって本を読む。
ボクはそんな本をところどころ、本棚に配置しています。
普段は読みません。
何であるの?って不思議がるぐらいです。
それをあえて読む。すると行き詰まっていた部分のアイデアがひらめくのです。
小説を書くのに・・・一番必要なことは「見えていない世界」を見るための努力なのかもしれません。
作家の人のインタビューに「すでに見えた世界を文章にするだけ」ってのがあります。
それはその通りだと思います。「見えた世界」を文章にするのが快感なんですw。
ちなみに・・・最初から最後まで「おぼろげに見えます」
断片的に見えるって感じです。つまり、頭の中では「バラバラのパズルのピースなのです」
それをを書いて行くと、パズルが完成していくのです。書き終えると完成です。快感ですw。
パズルを作ったことのある人なら、この快感はわかってもらえると思います。
ただパズルと違うところがあります。
普通はパズルのピースは全部揃ったまま売られています。それを買って、パズルを組み立てるのがパズルです。
小説を書くという行為は・・・小説とは?と、問いかけながら・・・パズルのピースを自分で集めて、収集して、さらに取捨選択し、おぼろげに見えた完成図に向かって行く・・・。
そう、おぼろげに見えた完成図ww
おぼろげに見えただけなのに・・・ボクは過去のブログでは最初から最後まで見えたと表現しています。
許してください。
そんな不安定さ。あるのかもしれないし、無いのかもしれないものを信じて、そこへ辿り着くために本を読み続けます
あい
最近は小泉八雲を読んでいます^^
とってもためになるし、いいです。
小説をいろいろ読んでみようと思いました(*^。^*)
今は書きたいと思わなくなったのでゆっくり行こうと思います
そしていろんな経験をしていこうと思います
3まで読み終わりました
なぜだか 心が震えました