Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【ゴーストママ捜査線】

ゴーストママ捜査線 最終回
日テレ 土曜夜9時~
【あらすじ】授業参観の日、心配そうに見守る蝶子航平の前で、自分から手を挙げて正解を答えるとんぼ。頼もしくなったとんぼの姿に2人は感激する。その夜、航平は「蝶子の写真が置いてある仏壇に向かって、とんぼは立派に成長しているから安心しろと報告するが、それを聞いたとんぼは、自分がが成長したら、お母さんはいなくなっちゃうと思い出し、元気をなくしてしまう。一方、三船は、3年前に家を出ていって以来、音信不通の息子・浩志のことが気にかかっていた。

【感想】三船はメリーが気になって幽霊になったんじゃなかったのねw しかし遺伝子的に三船からあの息子が生まれるとは思えない…。めちゃめちゃイケメンじゃないすかw まぁちょっと古いタイプではあるけど。三船は息子に会ってから、すぐに旅立っていってしまいましたが、他の家族やメリーにも最期に会ってやれよと思ったり。その点蝶子はお別れの日が近付いていることを感じ、家族だけでなく、職場や町や学校の人たちに別れを言いに行きました。ちょっと羨ましかったです。死ぬとわかっていれば、その前に自分に関わった人たちがちゃんと暮らしているかどうか、確かめたいですよね。わかりきっていたラストだったけれど、やっぱり寂しかったな。だってあんな小さな子供を置いていかなきゃならないんだものね。このドラマは、身近な人を亡くしたことがあるかどうかで、かなり評価が変わってくると思います。ドラマ自体はお約束の展開の繰り返しで、正直さほど面白くはありませんでした。でも、人間は避けて通ることのできない、身近な人の死、そして自分の死について、改めて考えさせられる内容だったと思います。特に脇の沢村と生瀬が主役と子役をよく支えていたところがよかったです。考えてみれば、沢村がガチでお父さん役って珍しいですよね(失踪人捜査課では行方不明になった娘がいましたが)。年齢的に言えば当たり前なんですけど。沢村の新境地を見た感じがします。生瀬もソツがなく、仲間とのやり取りは手馴れたものでしたね。印象的だったのはやっぱり田舎に帰った回かなぁ。あの郷愁を誘う(といっても私はそういうところに今現在住んでるわけですがw)のどかな田園風景と、蝶子とその父を仲直りさせようと一所懸命がんばったとんぼがいじらしかったです。お話の性質上、もう続編はないですが、皆それぞれしっかり自分の道を歩んでいるのでいいんじゃないでしょうか。視聴率的にも厳しいですしねw 数年後、上原家に騒動が起きてまた蝶子が戻ってくる…なんて展開も面白そうではありますが。このドラマって、下手に蝶子が警官だったりしたので、ミステリーファンが期待して見て、実は完全なホームドラマであることにがっかりして見なくなったというパターンが多い気がします。私もその1人ですが、一度ハマるとホームドラマってあまり嫌いではないし、キャスティングもよかったので見てしまいましたが、警察色ではなく、ホームコメディ色を前面に出した方が、もっと視聴率が安定したんじゃないですかねぇ。




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