いらない人間。 #11
- カテゴリ:自作小説
- 2012/09/13 13:29:09
✿主な登場人物✿
・山口 モナ・・・引きこもりで大変辛い過去を抱えてる。
・高山 真菜・・・モナの『元』親友。
・森坂 悠・・・イケメンで人気のある学校No1モナの『元恋人』
・山口 優奈・・・モナのお姉ちゃんでスーパーモデル。
第十一章 『姉との別れ』
優奈「モナ…どうしてここに…??」
優奈は口に手をあてて驚いてる様子。
モナ「え…。いや別に…。」
優奈「あ、となりの人は同じ事務所の健って言うんだけど…」
モナ「知ってる。」
健「健です。よろしく」
と手を差し伸べた。そんな手を振り払ってモナは言った。
モナ「ふざけないでください。何なんですか??お姉ちゃんをもてあそばないで!」
健「え…。」
優奈「ちょ…モナ何言ってるの?もてあそばれてるなんて…」
モナははしって帰っていった。
優奈「ごめんなさい。あの…その…。」
健「優奈、お前は愛されてるなー(笑)そろそろ俺もケジメつけたほうがいいか。」
優奈「…え??」
・・・・モナは走ってファミレスの前についた。
前にはお客さんの顔が見える。女子高生3人組みの姿が見える。
モナ「…あれ?あの子達…」
かすかに聞こえる笑い声と会話…。
その会話はすごく恐ろしいことを話していた。
蜜柑「ねえねえ、見てよこれー。一緒にやる人増えたくない?」
花梨「やだ、蜜柑~!こんな増やしてどうすんのー?」
柚「私一人でも十分でしょ、あいつ」
蜜柑「そうはいかないでしょ?ふふ、もっとこらしめてやる…悠君の恨みはらすの」
花梨「悠はもともと私の彼氏だったからねぇー・・・。」
柚「そうだよね、花梨の彼氏で…別れたんだっけ?」
花梨「なんか距離置こうって言われてそのまま放置されちゃっててさー・・・」
蜜柑「それでわざわざ同じ高校に受験するってすごいよね花梨w」
花梨「まぁ~ねぇ~ん♪悠の新しい彼女できてもそいつ潰せばいい話だもん」
蜜柑「うわー!こわ~(笑)」
柚「花梨、たぶんさ悠君彼女いるよー。」
花梨「・・・は?」
蜜柑「柚。あんたなにいってんの?悠君はまだ花梨と別れてないんだよ?」
柚「だって見てみなよ悠君のつぶやき」
蜜柑「えー・・・。──────!花梨絶対見ちゃダメ!」
花梨「そこまで言われてみないわけないでしょ、バカじゃないの?」
と花梨は悠のつぶやきを見た。
花梨「─────────────!」
花梨の顔は真っ青になっていた。
蜜柑「・・・花梨・・・?」
花梨「コイツマジ許さねぇ・・・」
とケータイを閉じてポケットに入れた。
モナはその会話をうすうす聞いてて、悠のつぶやきを確認した。
そこには・・・・・・・・・・・・。
悠『俺、そろそろあの子卒業するわ!新しい物に乗り換えー★
一応その子の写真を貼っとく(^-^)/』
そこにはモナの笑ってる写真だった。
『どこで仕入れてきたんだ』と思うくらいの自然な笑顔で
それに初めて会ったときの場所の背景などじゃない…。
これは…『中学生の頃の写真』だった。
※実話ではありません。