昨日に起こった惨事について話そうと思う。
先に述べておくが、起こった事態に対して完全に不可抗力であると進言する。
これは事故である。慰めならまだしも、罵倒や失笑は言語道断である。



現在、オイラは大阪で一人ですんでいます。
一人暮らしが初めてであったので、新たに購入するモノと今まで使っていたモノをそのまま流用するものに分かれるわけです。
新たに購入するものは白物家電といわれる洗濯機や冷蔵庫ですね。
今まで使っていたものは鞄や衣服といったものです。

ファッション等に微塵も興味のないオイラは服というものは着る事が出来れば良いのです。
まぁ、スーツだけはそれなりのものを買いますけどね。
（おっさんになるとそれなりのものを着ないとかっこ悪いを通り過ぎて、みすぼらしいになるからです）
普段着、とくにねまきとなると、本当になんでもイイ。
だって、寝るときは誰もオイラの事を見ませんからね。

実際、裸じゃなければオールＯＫという感じです。
ですから、実家から持ってきた夏用のねまきの一つは使い古したＴシャツとズボンのゴムがダーダーのズボンというものでした。
特にズボンは何時からつかってるのか思い出せないくらい古いものです。
ゴムは伸びきっているので、このズボンを履きながらトイレに行くと、途中でパンツ丸出しになるのです。

若いオナゴのパンティなら見えても可愛いものでしょうが、オッサンのくたびれたパンツなんぞ見えてもクソの役にも立ちません。立ちませんが、誰も見てないので波風たたずという次第です。
あ～良かった。
波風のたたない世界というのは平和なものです。皆さんの平和はオイラのくたびれたパンツが担っているのですね。

さて、昨日は９時すぎに風呂に入り、洗濯ものを干して、ネットの世界に入り浸っていました。
オイラは座椅子に座り、低いテーブルにＰＣモニターを置いています。
しばらくすると、喉がかわいたのでお茶を飲むことにしました。
よっこらせ～と座椅子から立ち上がり、ずりおちるズボンを抑えながら冷蔵庫の中のお茶を取り出します。
やれやれ～と戻ってきてお茶をテーブルに置いて座椅子に座りなおしました。
すると、

ビリリリィィィィィーーーー！
薄地のハンカチを引き裂いたような音が下半身から聞こえてきました。

な・な・な・何事ぉぉ？
布を引き裂いた微弱な振動がオイラのお尻あたりに届きました。

え・え・え・えぇ～？
古ぼけたねまきのズボンが臀部にあたる部分から縦方向に引き裂かれています。
うわっうわっと確認しようと動いたら、またビリリィィ～っと音がしました。更に引き裂かれたようです。

いや、もうびっくり。
こんなこともあるのね。履いてたズボンが引き裂かれるとは。

まぁ、本当のお尻じゃなくて良かったですよ。危うくお尻が４つになるところでしたね。
あ、方向が違った。縦に破けたんだった。
じゃぁ、本物だったら縦3つに分かれるのかな？
って、そういう事じゃないです。

丁度、友達とスカイプがチャットでつながっていたので
『うわー、ねまきのズボンが裂けたー』って報告しました。
でも、だれも『え？大丈夫？』といったねぎらいの言葉はなく、
『え？お尻さけて垂れた？』なんて、とんでもない事を言ってきます。
そうじゃねぇーよぉー。ズボンが裂けたんだっつの！
しかも、オイラのせいじゃないんだよぉぉおお！自然の摂理（布の耐久年数が限界になった）なんだよぉおお！

誰も、聞いてなかったけどね。
そんなわけで、ズボンを履いているのにパンツ丸見え状態でした。やっぱり波風は立たなかったので、みなさん昨晩は平和でしたでしょ？

で、オイラはというと着替えるのもメンドクサイので、お尻が裂けたズボンのままぐっすりと寝ましたとさ。
あー、さすがにねまきを買ってこないとなぁ～。