人工衛星と原発→戦争
- カテゴリ：ニュース
- 2012/09/06 22:45:05
最近あまり聞かれませんので書いておきます。
兵器が開発されるごとに、戦争の理論が変わってきます。
また、新たな戦争が起きるたびに理論の検証が行われます。
現在、通常兵器と核兵器とに分類される兵器ですが、
最強の攻撃方法は核兵器の飽和攻撃です。
移動式核ミサイルを国内多箇所に配置し、
一斉に敵国に発射するものです。
この戦法が過去に実施されなかったのは、
この方法で戦う場合には、同じ事を敵国が
行うことが推測できるからです。
核ミサイルで攻撃すれば、核ミサイルで攻撃される
核抑止力という考え方です。
日本は核ミサイルを持っていません。
日本はアメリカが日本を守るという
日米安全保障条約という条約を結んでいます。
この条約を根拠に「核の傘論」があります。
アメリカは日本が核攻撃の脅威にさらされたら
日本を守ってくれるであろう、という考え方です。
「なるほど、条約を結んでいるし、安全ですね。」
と考えることもできますが、
悪いことを考える人はこのように考えるでしょう。
「今から日本とその同盟国に核ミサイルの攻撃をする。
味方をしなければ攻撃しない」
という言明をした場合、アメリカの有権者及び
議会、大統領はどのように考えるでしょうか。
日本を防御する義務はあるものの、国民の安全が
第一、と考えれば、日本の事を見限ったりしないでしょうか。
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ここまでが、自分の危惧です。
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上記の心配に対して、日本はどのように対処すれば
いいでしょうか。
日本の戦略責任者、つまり歴代首相達は
原子力発電所と人工衛星の打ち上げにこだわりました。
勿論、資源がない日本で資源調達の多様化の側面も
あります。
しかし、他国から見て
「原子力発電所と自力での人工衛星打ち上げ技術は
核ミサイル作成能力に他なりません」
平和国家、憲法9条などといって国が守れるなら
自衛隊も人民解放軍もありません。
日本という国が、いつでも核ミサイルを作れるなら
日本には核ミサイル攻撃はできないな、と
日本の潜在的な敵対国に思わせることこそが、
核ミサイルから日本を守る核抑止力です。
もしも、原子力発電所を全廃した場合、
この仮定が崩れます。
その時には、通常兵器を保つ意味さえ失われます。
そうであるなら、年間5兆円の自衛隊予算は
0にしても問題ありません。
通常兵器は核攻撃には勝てないというのが
現在の戦争での常識となっているからです。
そして、核を持つ潜在的対国家に対して、
戦う前から頭を下げ降参するしかありません。
近隣核保有国で潜在的敵国といえば、
「北朝鮮」「中国」「ロシア」
中国とロシアに関して言えば、
日本にいつでも核ミサイル攻撃が出来る状態に
ある、というのが常識です。
原子力発電所の全廃が日本という国家の
破綻となる事は、原発反対派の方は
理解していただきたいです。
或いは原発全廃前に核ミサイルを
作成しておく、というのなら整合性を保つことが
できると思います。
ただ、危険だから原発を全部廃炉にしろとか・・・・・・・・・・・・・
絆、絆と騒いでいながら震災瓦礫の受け入れは大反対する日本人。
無責任な発言する日本人がいかに多いかが露呈しましたね。