忍猫物語外伝6
- カテゴリ:自作小説
- 2012/08/25 23:02:43
※下記SSは、うちのニコペットが主役の、ニコッとタウンを舞台としたお話です。
※基本的に、軽いノリのお話なので、感動するものは何もありませんが、箸休めにどうぞ。
忍猫戦隊「花鳥風月」
白忍猫「雪風」 白猫♀
黒忍猫「夜風」 黒猫♂
青忍猫「蒼月」 青猫♂
桃忍猫「紅月」 桃猫♀
三毛忍猫「飛鳥」 三毛猫♀
忍猫物語外伝 第6話「眷属(中編)」
忍猫養成所「猫の穴」の一室に、いつの間にか住み着いていたパンダ!パンダ!!パンダ!!!
氷冴(ひさえ:以下「氷」表記)「不法侵入パンダ発見~! これより敵性の殲滅に移行するわね~!」
寒奈(かんな:以下「寒」表記)「姉さん・・・、その結論はいささか性急すぎるのでは・・・?」
今日はどうやら理性という名の自制装置がお出掛けしているらしい姉にゃんこは、
しかしなぜか、理的に兵法に則ってパンダたちの要を衝く。
パンダの群れの要、一番偉そうなパンダ――即ち、ゴールデン・ジャイアント・パンダを・・・!!
氷「忍猫殺法奥義、大回転猫パンチ~!」
説明しよう。
大回転猫パンチとは、全身のネコ力を肉球に収束し、
矮小な体躯を回転させながら突き進む突進技である。
ネコ力の乗った肉球による殴打だけでも脅威だが、
そこに回転運動の発展形である螺旋を描くえぐりこむ力が加わると、
それはもう猫愛好家であれば、いろんな意味で悶絶するほどの威力にまで達するのだ・・・!!
が、氷冴の知る最強技を、黄金の大熊猫はあっさりと腕で弾いてしまう。
軌道をそらされた突進状態の氷冴は、そのまま他のパンダたちの頭上を飛び越して、
部屋の外に広がっている海へとダイブしていってしまった。
氷「あ~ぁ~れ~え~え~ぇ~~~」
寒「覚えたての奥義なんか使うから・・・。姉さんは体術は不得手なのにね・・・。
まあ、海に落っこちて、熱くなった頭も冷めることでしょうけど・・・」
やれやれと言わんばかりに嘆息すると、
妹にゃんこは姉の不始末で警戒心MAXになっているパンダの群れを眺め渡してから、
やはりどう見ても群れのリーダーとしか思えないGGP(ゴールデン・ジャイアント・パンダ)に向き直ってぺこり。
寒「先程は、姉がいつもの発作を起こして申し訳ありません・・・。
あれさえなければ、いい姉なのですが・・・多分」
GGP「いやいや、忍猫殿、こちらこそとっさのこととは言え、手荒なことをしてすまぬ。
儂がもっと功夫を積んでいれば、穏便に解決できたのだがな」
暴走していた氷冴よりも話が通じそうな相手であることが判明し、
寒奈は話し合いでパンダの群れが何故、忍猫の島にいるのかを聞き出したところによると以下の通り。
予想通り、群れを率いているのはGGPで、コードネームが「セバスチャン」であること。
GGPは昼間はパンダ、夜間は人の姿になるライカンスロープの一族であること。
某組織に追われていて、旧知である忍猫マスターの家に潜伏していること。
第二室の看板は偽装のために忍猫っぽく仕立ててみたこと。
パンダ形態のときは拳法の達人だが、人型形態のときはからきし弱くなること。
寒「人族のときは、からっきしなのですか・・・?」
GGP「うむ、この姿のときは自然に宿る<気>を取り込む、いわゆる外気功が使えるのだが、
人族の姿になると、体質が変わるのかそれが全くできなくなるのでな。
忍猫殿の姉君の突撃も、夜の儂であれば捌けたかどうか分からんよ」
寒「それは大変興味深い話ですが、そろそろ日没ですね・・・」
部屋の窓辺からは、太陽と水平線が大接近する雄大な光景が広がっていた。
姉にゃんこが一向に戻ってこないことが少しだけ気にかかった妹にゃんこだったが、
残念ながら姉の様子を見に行くだけの余裕はこの時すでになかった。
何故ならば――
???「あらあら、前よりも弟子が増えてますわね、セバスチャン」
部屋の出入り口には、まったく気配を感じさせることなく一人の女性が立っていた。
カールされた金色の髪は額が出るように分けてあり、
硬質な雰囲気の笑みを口元にたたえたその女性は、
片手には簡素な造りの木の人形を下げていた。
いつの間にか現れた彼女は万人が刮目し、万人が只者ではないと認めただろう。
寒「あの・・・、その変態さんとお知り合いですか・・・?」
GGP「認めたくはないが、事実だ。というか、アリス、変装するにも程があるだろうが!?」
旬を過ぎたド派手なサンバ服に身を包んだ、その女性の名はアリス。
もう数か月後に同じ格好をしていたら、ニコッとポリスに通報されそうな姿のアリス。
ニコッとタウン自警組織の2、「サーバンツ」の≪人形遣い≫アリス。
黄昏の世界をバックに、黄金の大パンダとオレンジのサンバ女の因縁の歯車が、回り始める――
次回、寒奈編最終話!?



























ご感想、ありがとうございます(^-^)b
ここだけの話、奥義名は某いにしえの野球漫画から取っておりますが、
元ネタが分かると年齢がばれるので多くは語りますまいww
真にネーミングセンスが問われるのは、
次回に名前だけ登場する猫勇者かもしれませんなぁ^^;A
お目汚しではございますが、なるべく早く後編をあげさせていただきますm(_ _)m
ご感想、ありがとうございます(^-^)b
大技だけに隙が大きいのですよ、大回転猫パンチは^^;
ましてや使うのが未熟な氷冴では、拳法の達人に逸らされて当然かとw
それもしても、如月さん家の大輔殿は、通常技のネコパンチを使うのですか(@@
猫を飼っていないそれがしとしては、是非とも喰らってみたいものです>ー<bb
民間自警団の「サーバンツ」の元構成員GGP(セバスチャン)が追われる側で、
現構成員で上級メイドのアリスが追う側ですなぁ^^
何故メイド服ではなく、サンバ服で登場したのかは、7で明らかになると思いますw
なるべく期間を空けないように努力いたしますので、もうしばらくお待ちくださいm(_ _)m
いや~面白いですねぇ~
ネーミングセンス抜群です!
さすが、大熊猫、クンフーの達人ですね
ちなみに、わが家のリア猫は爪をたてないコッペパンチをします
GGPは「サーバンツ」のぬけ忍で
追ってがアリスなのですか?
ご感想、ありがとうございます(^-^)b
≪大回転猫パンチ≫
肉体と精神を一度に砕く大技です、猫愛好家限定でw
昇天する技と言えば、猫キックも出してみたいですが、チャンスはあるかどうか微妙です^^;
話はそれますが、ニコペットの芸に早く猫パンチが追加されることを期待している身ですww
セバスチャンが拳法の達人というのも有りますが、
暴走姉を放っておくと、一話丸ごと戦闘シーンになるので、早めに御退場願いました>ー<
まぁ多分、次回には合流するかと思いますがw
5のプロローグにあった、SG職員同士の会話はここへの伏線でした^^
民間自警団NO.2の「サーバンツ」の存在と、
「サーバンツ」の脱退者と追撃者のお話があったかと思います^^
某所にも強い個性のアリスさんがいらっしゃるようですがw
ここのアリスさんは、チョコレートの国のアリスさんとは別人です>v<
別人ではありますが、やはり個性は強いキャラに育ってしまいました^^;
「サーバンツ」の上級メイド・アリス、サンバ服の今は見た目はあれですが、
忍猫戦隊に名を連ねる上忍猫たちを凌駕する使い手ですので、くれぐれも油断のなきようお願いしますww
ネコとパンダとヒトが交錯する第2シーズン、
果たして物語は収拾がつくでしょうか?^^;
氷冴の海ダイブをリピートしながら、今しばらくお待ちください(^w^)ノシ
ご感想、ありがとうございます(^-^)b
今回のお話の目玉は≪大回転猫パンチ≫でした≧▽≦bb
これさえ書ければ、後はもうどうでもいいという力の入れ具合を察していただけたのなら幸いです^^
猫の爪を使っての技でしたら、乱舞技にございますが、
某格闘ゲームのパクリなので多くは申しません(^^;A
忍パンダマスター、セバスチャン。
彼はパンダの姿と人の姿を取れますが、
彼の弟子にして配下たちは皆、普通にパンダです^^
ピンクだろうがゴールドだろうが、ええ、普通の忍パンダたちですw
セバスチャンとアリスは既知ですので因縁はあったりしますが、
世界を揺るがすほどの裏はあったりしませんので、どうぞご安心を^^
さて、残りわずかなタイムリミットで、
セバスチャンはアリスを退けることができるでしょうか?
そして、外伝のレギュラーである氷冴はお話に復帰できるのか?
今月中を目標に7のUPを目指しますので、今しばらくお待ちくださいm(_ _)m
いきなり氷冴殿から繰り出された奥義は猫好きにとって一撃必殺技ですね^^;
確実に昇天する事間違い無し!w
しかし、いとも簡単にはねのけられて海に転落する氷冴殿を想像したら可笑しくて。。><。
暫しの間、リピートしておりましたww
さて、今回登場したGGPことセバスチャン;
名前はともかくパンダに、でなくて人に変身するとは。。夜の姿が気になります^^
そしてまたしてもニュータイプ、でなくて変態さん!?
名前はどこかで聞いた覚えがあるのは置いといて、サンバ服で登場した(やはり変態さん!?)
自警組織のNo.2?
人形遣いとは一癖も二癖もありそうなこの変態さんとセバスチャンとの因縁とは!?
次々と急展開するお話にワクワク♪
次回が更に楽しみです☆
あ、氷冴殿。。。思い出し笑いw
忍猫殺法≪大回転猫パンチ≫!!
爪が出ていたら恐ろしい・・・・・・でもかわいい!!
拳法の達人パンダさんたちは夜は人型。
追われているというのも気になりますね。そしてアリス・・・・因縁の歯車・・・
気になりますね。裏が大いにあるようですね。時は日没。続きが気になります。