花火大会
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/08/19 01:02:29
ベランダから花火大会を見る。
四キロほど先の河原で。
向こう岸は隣の県の花火、小さい。
こちらのは大きく。
遅れてやってくる音。
二年ぶりだ。去年は震災の影響で
中止だったから。
大きな金色の尾を引く花火にやはり惹かれる。
けれども、半円ずつ色の違う花火の下で、
別の花火が滝のように。
星やハートの形。
顔や、魚の形。
なにか物語があるのだろうと思う。
花火の形そのままの煙がしばらく空に残る。
後から上がった花火が照らしだすので、それがわかった。
その花火もまた煙をのこして。
すこしずつあつまって、風にのって、
雲にすこしずつまぎれてゆく。
さいごに金色の、大きな金色の花火。
あとをひいて。
*
ニコタの島でも花火。
さきほど見た花火が、まじってみえて。
そうなんです。前に花火大会、会場まで出かけていたときは
場所とりも大変でしたし、帰りの電車は入場制限があったりで、
なかなか難儀もしましたねえ。
休憩時間に、トイレ並んでる間に、花火があがってしまっていたり。
ここに越してくるまで住んでいた所も、別の花火大会でしたが、やはり4キロほど
離れたところで開催されていたのですが、高い建物が多いからか、まったく見えなくて。
ただ、部屋から、音だけがかなり大きく聞こえる…。ひとり暮らしで。
猫だけがいて。
花火ひとりで見に行くのはちょっと気がひけましたし、
音だけ聞こえると、よけいにさびしかった記憶が。
今はほんとに、ありがたいです。
道楽者としては(笑)
ニコタの花火は、ほんとにいいですねえ。むこうの島であがってるみたいで。
しかも自宅からってのがとても(^^)
うちも、昔は見られましたが、近年の開発でほとんどみることができなくなってしまいました。
昔は屋根の上に座って、終わりまでながめてたものですが(笑)
友達と温泉に行ったとき、ちょうど宿の裏手の湖のところで花火大会がある日で、部屋から満喫したことがあります。
花火って、やっぱ部屋からのんびりながめるもんだなあ……とあのとき実感しました道楽者のそらです(笑)
にこっとさんのお庭花火、ほんのりきれいで楽しいですね(^^)
以前は、花火大会会場まで、出かけていたんですが、
一緒にいってくれる人がいなくて。
ここで、はじめてみたときは、びっくりしました。
みれることが信じられなくて。
それも、はじめてみたときは、川向こうの小さな花火だけだったのですが、
ずいぶん大きくみえたもので、
次の年に、むこうとこちら、両方の岸でやるようになって、
こちらがあまりにも大きくてびっくりして。
線香花火とかもいいですね。してみたいです。
落下傘とかも。