Nicotto Town


今日の小さな幸せ


連載小説 「君 と言う人」1


君に初めて会ったのはと言うか見たが正しいが高2の夏だった
隣に住んでる一つ下の幼馴染の江田の家にいったら
江田はいつものように部屋にいて机の上でなにかしてた
「進ぅ何してるん」また写真かぁ・・?」
机の上は写真と原稿用紙でいっぱいだ
女の写真ばっかりだその中に君がいた
UPの写真ばかりの中で一枚だけ渡り廊下の壁にもたれて
((ミ ̄エ ̄ミ)) ボーーーとしていた
細くてはかなげに見えたなんや消えてしまいそうな雰囲気だった

「進ぅコレ隠し撮り違うか?」
「兄貴気に入った?」「ほしい?」「うんほしい」
「300円に負けとくわ」「まけるって金とるの?」
「商品やから」商品とはどういうこっちゃ?」
わけがわからない
元々写真を教えたのは俺だが・・
進は最近変だ「プロマイド1枚300円」
「ファン倶楽部会員申し込み入会金500円
今ならプロフと写真付き・・雄にイは特別300円入らん?」
「ファン倶楽部?」「そもそもこれだれや?」
「うちの2年生」「人気あるんや」
「やから ファン倶楽部作った」
「そんな勝手に・・」
「めめさんには言ったわ」
「めめ言うのんか」
「アイドル気取りの女は好かん」
「ちゃうっ!」
「廊下でなにげにファン倶楽部作っていい?」
「言ったら大笑いされて冗談ばっか言ってないでべんきょうしなさい」
「言われた」「写真取らして言ったら笑いながら逃げられた」
「やからって隠し撮りはあかんやろ」
「memeさんにも一枚渡したで」「笑ってめるしって・・うけとったで
これで隠し撮りちゃうやろ」
「めるし?」・・「ほらボンジュールおめめさんゆうCMあるやろ」
「めめさんに会ったらそういうねん」
「最初言ったら大笑いしてたけど」
「最近はぼんじゅーってかえしてくれるん」
進は耳を真っ赤にしていった
変だいつもポーカーフェイスなのに

「進おまえこの人好きなん?」
「せやけど・・佐藤もそうやねん」
佐藤言うのは進の親友だ
「それに生徒会室にいりびたってて」
「副会長と仲いいねん」「付きあっとるいうわさもあるし」
「副会長めっちゃ男前やねん」「めめさん3年生にも人気あるしな」
「やからってファン倶楽部は・・」
「別名memeさんの純潔を守る会や」
「ヾ(@>▽<@)ノぶぁっはははっ♪」俺は大笑いしてしまって
進に睨まれた

「今会員58にんや」
ヾ(--;)ぉぃぉぃ58x500・・・29000
「好きな女の写真売って金儲けか・・」
「雄兄・・あの望遠レンズ売ってくれへん?」
「古いやつ・・20000くらいで」
「なんにつかうんや」
「隠し撮りする気ならダメや」
「学園祭もうすぐやから 会わせたるから」
「UPの写真ほしいのや」
うーん困ってしまった
すすむはおとうとみたいなもんやし
その女を見てみたい気もある
好きな女の写真をほしい気持ちもわかるし
20000あればバイクの部品がかえるし
・・・せやけどこいつ何かんがえとるんかわからん
「雄兄・・頼んますこのとおり」
と拝まれて結局売ることになってしまった
「悪い事に使ったらあかんぞ」と一応釘を刺しておいたが・・・
よかったんだろうか?













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