Nicotto Town


ドロップの日々のブログ


アメリカとメキシコ2



前回は、アメリカとメキシコについて書きましたが、
その続きで今回はアメリカについて書いてみたいと思います。

研修旅行で、現地の老人ホームを慰問する機会がありました。

そこの老人ホーム(認知症の人も数人いたと思う)は規模が大きく
100人(記憶曖昧)くらいの日系人の方が入所し、生活をしています。
また、職員は10人が正社員で、あとはボランティアで仕事をして
おり、経営などは企業の寄付等で、まかなっているそうです。

入所している方々に、移民してきた当時や太平洋戦争中の暮らし
などを、話をしてくださいました。何年か前にテレビドラマで、
99年の愛 〜JAPANESE AMERICANS〜』が放送されてましたが、
その話の暮らしぶりが所々合致していました。

入所している方の部屋を見学させてもらったのですが、その部屋を一歩
入ると、床はワイン色のふかふかの絨毯で、家具などその部屋にあるもの
は全部私物だそうで、家具の上には写真が飾られていて、持ち込みの規制
ほとんど無かったと思います。また小さなキッチンや、シャワールームなど
が備えてあり、部屋の内装などはアメリカンでしたが、普通の家にある
一つの部屋でした。

私が老人ホームという所を初めて見たのが、アメリカでした。

それから時がたち、祖母が老人ホームに入ることになった。
その当時は、介護保険前の措置時代で、入所するに当たり規制がたくさん
あって、アメリカの老人ホームとのギャップがあり、すごく驚いたことを
覚えています。

私が「福祉とはなんぞや」と思い、勉強しようとしたきっかけ(就職もある)の原点では
ないかと思います。








#日記広場:レジャー/旅行

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2012/08/14 14:18
私の母は89歳で5年ほど前からしかるべき施設にはいっています。
部屋は一人部屋専用トイレ付きでおよそ7畳程度でしょうか。
認知症ゆえ持ち込めるのは必要最低限のものです。

私達からみるとなんとも殺風景なお部屋なのですが、私物が多いと
それなりの対処も必要(時に盗難や損壊など)になってくるので
であるならば紛失や損壊しても差しつかえないもののみOKと
いうことになったのでしょうね。

欧米では公的機関のホームにボランティアや寄付金で賄われて
いる施設がたくさんありますが、日本ではまだまだです。

先進諸国の中では一番お粗末な福祉国家、それが日本であることは
否めません。とても残念なことです。




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