ツクツクホーシ
- カテゴリ：小説/詩
- 2012/08/11 12:56:59
つくつくほうし。
ヒグラシにくらべると、なぜかユーモラスに感じてしまう。
蝉としたら、必死に鳴いていて、
それどころではないのかもしれないけれど。
ツクツクホーシ、ツクツクホーシ。
お盆位から聞こえ始め、ああ夏もそろそろ終わりだなと思う。
秋告げ蝉。
ちなみに、わたしのなかでは、夏は８月３１日まで。
これは小中学校、とくに小学生ぐらいの時の夏休みの感覚なのでしょう。
学校があまり好きではなかったから、
夏休みがすきだった…。でも、たいていの子供は
夏休みすきなのかしら？
学校がとくに嫌いでもなかった人にきいても、
夏休みがおわらないでほしいと思っていたといっていたし。
で。お盆の頃になると、
ツクツクホーシ、ツクツクホーシ。
夏休みも終盤に近付いてきたなとさびしく思っていた、
あの頃の、感じ方が、今も残っている。
秋をかんじて、すこしだけ、ブルーになり、
それでも、どこかやはりユーモラスで。
蝉とかカブトムシ…そうなのですか。すてきなおばあちゃんですね。
お盆の頃は、終戦記念日とかもあるからでしょうか、どこか悲しいです。
今、うちのちかくの、家々では、胡瓜のお馬さん、茄子の牛さんを
玄関前に置いているのをよく見ます。
馬に乗って急いで家にかえってきて、牛にのってゆっくり、またご先祖様は帰ってゆく。
うちではそうした習慣がなぜかなかったのですが、
そうした意味を知った時、わたしも、どこかちがう世界があるのだろうか、と
考えてました。
お盆って、なんか切ない気分になりますね。
子供のころ、田舎のおばあちゃんとかに、お盆の時期に、蝉とかカブトムシを捕まえたら、ご先祖様が虫になって、帰って来ているんだから、逃がしてあげなさいとよく怒られました。
そんな時、なんか妙に、僕らは、どこから来て、どこへ向かっていくんだろうとか先祖やルーツのことなんか考えたりしましたよ。
夏休み長かったですね！
それでも、終わりごろになると、学校いきたくない、って思ってるから
短かったような気がして＾＾
昔は、土曜日も半分でてたような気がするのですが、
それにしても、週末、土日も長かった。
いろんなことをして充実していたです。
今は二日はあっというまですね。
なにかの小説で読んだことがあります。SFっぽいやつだったかしら。
「時間の流れが均等だと思っているのか、子供の時間と大人の時間が流れ方が全然違うというのに」、
とかなんとか。
小学校の６年間って、どえらい長い時間だったと思うのですが、
この頃の６年など、実際はいろんなことが起こっているのかもしれませんが、
くらべようもなく、短い。
赤とんぼ♪ そうでした、秋の空によく似合う子たちでした。
そうですね、たしかに、オーシーツクツクって聞こえてましたね。
おーしーつくつく、おーしーつくつく、ほーしつくつくほーし、つくつくほーし…
あたまのなかで、変換して、あそんだ記憶が。
でも、おっしゃるとおりだわ。
夏休みは、すごくながかった。小学校のころは。
でも、おおきくなるにつれて、一日がとても短くなってゆき。
いまは、ひと月ものおやすみなどいただけないからなおさらですが、３日間のおやすみでもほんとに瞬きの間。
子どものころって、時間がゆっくり流れていたのかもしれないですね(^^)
だから、いろいろ覚えてるのかも。
ツクツクないてるつくつくほうし。
カナカナないてるひぐらし。
オニヤンマやシオカラがとんでるうちはまだ夏で、それの背があかくなってきたら、そこから秋。
夜鳴く虫が、日に日に増えてきてます。
今日は昨日よりにぎやか。
朝、少しだけ雨も降ったので、またちょっと秋になったのかもしれませんね(^^)