第43話~仲間の力~
- カテゴリ:自作小説
- 2012/08/09 12:17:54
~これまでのあらすじ~
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=346994&aid=42660667
第43話 仲間の力
ビーストたちが戦ってくれている間に
シルフ達は階段を駆け上がり、新たなフィールドへ出た
そこは深い霧が何もかもを隠していた
残った全員が入ると、やはり入口が消えてしまった
サマー:随分と警備が厳しいと言う事は
この先に重要な何かがあるのだろう
スノー:きっとさくらが囚われている場所と考えていい
僅かに彼女の力を感じる
突然、霧が晴れた
そこには剣と楯を持った鎧
紫、黒、赤などの色をした鎧が50体くらい待ちかまえていた
3人の四季の神とヒビキが進み出た
フォール:ここは我らに任せろ、お前たちはさくらを助けに行け
ヒビキ:絶対にさくらを救い出してくれよ!
そういうと、4人が鎧に向かって突っ走った
サマーたちが攻撃し、ヒビキが防御すると言う見事な連携攻撃を見せる
シルフ:ありがとう!絶対に助け出すから!
でも、次の階への階段がない・・・・
ヒビキがこちらへ近づいてきたと思うと、指を鳴らした
次の瞬間、シルフ達は階段にいた
リーフ:ヒビキがテレポートしてくれたんだ!
また、あの声が頭に響いた
?:『急いで!奴の計画を止めて!
さもなくば、私も・・・彼女も・・・・世界も・・・・滅ぶでしょう・・・・』
全員は決意した顔で階段を駆けあがった
そして、3階へ辿り着いた!
でも、そこは暗い暗黒があるだけだった
それと邪悪な気配が・・・・
シルフ:ダークメア!居るのは分かってるんだ
さくらを返せ!
急に辺りが光に照らされた、同時に出口が閉まった
部屋の中心にいたのはダークメア
その背後には何かの装置があった
その装置の中にさくらは居た
黒い4つのクリスタルが妖しく輝き、さくらから力を奪っている!
苦しそうな顔でさくらは必死に耐えていた・・・・
ホノオ:なんて事をするんだ!
この悪魔!お前は自分のためなら誰かが犠牲になっていいのかよ!?
アクア:とにかく、早く装置を壊すんだ!
進もうとした瞬間、黒い手が床から生えてきた!
慌ててアクアがシールドを張ったが、長い間持ちそうにない
シルフ:アクア!僕だけをシールドの外に出して!早く!
あまりにすごい勢いだったのでシルフをシールドの外に出した
シルフを黒い手が襲おうとする
だが、弾き返された
ダークメア:我が体の一部がなぜ弾き返すことができる?!
強力な術が施してあるのに!
シルフ:僕は守りの結界に守られている
お前ならこれがどんなに強力な結界か知っているはずだ!
ダークメア:なるほどな・・・・・
だが!その結界は長くは持たない
結界を作った者の命が消えると同時に結界も消える!
さくらの様子を見ると、既に限界が来ているようにも見えた
急がないと命が危ない
アクアたちがシールドから出てきた
黒い手が襲いかかるが、神の力ですべて破壊された
リーフ:僕たちが奴を止める
その間にさくらをお願い!
3人が足止めしてくれている間、シルフは装置に辿り着いた
シルフ:「聖なる風の力よ!この剣に宿れ!」
剣が白い輝きを放ち始める
その時、ついに3人が足止めしていたダークメアが動き出した!
3人を結界の中に閉じ込めてしまった・・・・
ホノオ:出せっ!この卑怯者!正々堂々と戦いやがれ!
リーフ:シルフ!僕たちの事はいいから逃げて!
アクア:お前とさくらだけでも逃げるんだ!
こう話している間に、ダークメアは剣で攻撃を仕掛けてきた
素早いため、防ぐので精一杯の状況だ
4人の頭の中に声が響いた
?:『私が・・・・奴を食い止めます
その結界も壊しましょう
あなたがたは彼女を救ってください・・・・・』
声が消えた次の瞬間
ダークメアの周りに光の柱が現われ、閉じ込めた
3人を閉じ込めている結界も砕けた
4人で一斉に呪文を唱えた
シルフ:「聖なる風の力よ、我に力を!」
リーフ:「聖なる癒しと大地の力よ、風の勇者に力を!」
アクア:「聖なる水と氷の力よ、風の勇者に力を!」
ホノオ:「聖なる炎よ、我が友に力を!」
力がシルフの剣に集まる、剣が輝きを始める
装置に向かって思いっきり剣を振り下ろした!
だが、黒いクリスタルの1つを壊すのが精一杯である
アクア:なんて硬さ・・・・!
我らの力だけでは破ることはできない!
突然、背後で爆音がした
振り返ると、四季の神々、ブラッド、ビースト&シャイ(ドラゴン)、ヒビキがいた
全員ほぼ無傷である
サマー:話は聞こえてたぜ!
俺たちも協力する!
シルフ:ありがとう!
そうだ!みんな!いい考えがある!
全員を集め、シルフが何かをささやく
この間にも奴を閉じ込めた結界が薄くなっている
ヒビキとブラッドは万が一のためにダークメアの監視をした
残り全員は力をなるべく大きくするため、全神経を集中させていた
シルフが周りを見回す
全員が無言でうなづく
シルフ:ダークメア、俺たちの最大の力・・・・見せてやる!
と言うと、守りの結界を囲むように竜巻が起こる
風に乗り、装置に向かって全力疾走した
その後押しをするようにそれぞれが力を放つ
竜巻がそれらの力を巻き込み、取り込んだ
そして、装置にぶつかった
果たして、どうなったのか?!
~続く~
今回はちょっと友情を現わしてみました♪
あの声の主が、次の話で明らかに?!なるかもしれません
それでは、次回もお楽しみに♪
分かりました。しぉにゃンさんの家に行きますね。