6月に読んだ本
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/06/30 23:44:47
13冊。読んだページ数:3350ページ。(読書メーターから)
読んだ本メモ。読了順。
■大きく考えるための小さな本/フレッド・アラン・ウルフ/竹内薫訳/サンマーク出版
理論物理学者が書いた哲学的な人生論。大きな活字のエッセイ。 →6月2日のブログ
■魔法使いとリリス(THE SHAPE-CHANGER'S WIFE)/シャロン・シン/中野善夫訳/ハヤカワ文庫
姿変えの魔法使いの妻(つまり原題)リリスは、”愛"が理解できないと言う。なぜなら彼女は...。
モノの本質を問う物語。とても切ないファンタジーでした。
■聖骸布血盟 上・下/フリア・ナバロ/白川貴子訳/ランダムハウス講談社文庫
似たようなキリスト教ネタで、ダン・ブラウンの小説のエンターテイメント性の高さが実感できます。
こちらが面白くないというわけではないです。
過去と現代が同時進行で交互に語られて合流します。ドラマに引き込まれて面白かったです。
二千年の血塗られた聖骸布の真相にたどりつくと、最後はそれを地中に埋めてしまいました。(文字通り)
翻訳は、もうちょっと考えて欲しかったです。出版社の担当の方もアレでいいと思ったんでしょうか。
冒頭のキリストの時代の王の手紙が”一筆啓上 ~ 候”。おかげで引きまくって、長期積読化でしてました。
■オイスター・ボーイの憂鬱な死/ティム・バートン/狩野綾子・ 津田留美子訳/アップリンク
ティム・バートンの絵本♪原書が欲しいです。→6月12日のブログ
■きみがぼくを見つけた日 上・下(The Time Traveler's Wife)/
オードリー・ニッフェネガー/羽田詩津子訳/ランダムハウス講談社文庫
タイムスリップネタのロマンス小説。邦題が美しくて素敵です。→6月19日のブログ
■魔法の眼鏡/ジェイムズ・P・ブレイロック/中村融訳/ハヤカワ文庫
兄と弟の冒険物語。骨董店で手に入れた眼鏡をかけて見ると、窓の向こうには別世界が広がっていた...。
ドーナツ中毒の困ったおじさんを、彼が妻を失った悲しみで現実から逃げ込んだ世界から救うオハナシです。
面白かったけど、やたらドーナツが食べたくなる弊害付。ビー玉も欲しくなります。
■龍のすむ家(The Fire Within)/クリス・ダレーシー/三辺律子訳/竹書房
イギリスの児童書。日常にドラゴン達がいるファンタジーシリーズの第1巻。とても面白かったです♪
大学生デイビッドが下宿先は、11歳の娘と暮す女主人リズの作った陶器の竜がいたるところに置かれた、
竜だらけの家だった…。
Dragonsに”龍”の漢字を使うことと、邦題には少し違和感があります。
■英語と仲直りできる本―ネイティブ講師が教える英語上手の秘訣/デビッド・バーカー/アルク
そもそも喧嘩するまでも英語がわかっていない私に内容レベルは高すぎましたが、
文化の違いからくる間違いの説明は説得力があって面白くて、エッセイとして楽しく読めました。
各章ごとに文法のミニ設問がついているけれど、全て飛ばしてます。
もう少し英語がわかるようになってから、何度か読み返したいと思いました。
■ドルイドの歌/O.R.メリング/井辻朱美訳/講談社
ケルトファンタジー。夏休みに姉弟が古代アイルランドへ行って帰ってくるオハナシ。
たわいもないといえばたわいもないのだけれど、ケルトの世界がくっきりと脳裏に広がります。
洋書---♪
■Wolves(オオカミ)/エミリー・グラヴェット文・絵
■Penguin Readers Level 2: Alice in Wonderland(不思議の国のアリス)
「不思議の国のアリス」は、なんだかわかったようなわからないようなの読了。
簡単な英文で書き直されていても、わからないなりに読んでいて文調が楽しかったです。
リトールドでかなり原書が省略されていました。
どうしても子供のときみたいに純には読めなくなっちゃいますね。
>山鳥サマ 「大きく考えるための小さな本」は、さらっと読むと興味深くて面白いです。
>まかろんサマ 「オイスター・ボーイの憂鬱な死」はティム・バートン監督の絵本です。
もちろん不気味でかわいいキャラの絵も、ティム・バートン監督が描いています♪
>楓サマ 「英語じょうずになる事典」検索してみました。ぜひ、読みたいですっ。
私は映画が結構好きなのですが『ナイト・メア・ビフォア・クリスマス』 や『シザーハンズ』がお気に入りです♪
『オイスター・ボーイの憂鬱な死』がちょっと気になるので探してみようかなと思います。
これ面白そう。今度探してみたいなあ
最近あまり本にのめり込めません。スレた読者になってしまっている気がします。
『魔法の眼鏡』、題名見た瞬間に「ドーナツ!」とつぶやきましたw