自民党谷垣総裁の失言
- カテゴリ：ニュース
- 2012/07/24 09:44:38
自分的には、スキャンダルになるな、と思って続報を
気にしていたのですが、全くスキャンダルになっていないので
ブログで書いてみます。
衆議院選挙まで最短で2ヶ月、最長で1年といった時期での発言です。
自民党の谷垣禎一総裁は20日、民主党との大連立について
「選挙結果次第だ。安定した力を誰も持ち得ないようなら
考えないといけないかもしれない」と述べた。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS20031_Q2A720C1PP8000/
自分の知る限り、自由民主党の総裁、首相が
この様な発言をしたことは無いです。
仮にあったとしても極々一部であると思います。
今は野党となって執権はしていないものの、
選挙で勝てば政権与党になる政党のトップが
この様な発言をしてはいけません。
問題点
①戦う前から逃げている
卑怯者です。額の傷は名誉の負傷、背中の傷は武士の恥です。
人の上に立つ総裁なら、それが現実的でなくても、
「全ての選挙区に候補を立て、全ての議席をとる、
当然単独過半数で政権奪還する」と言わなくてはいけないです。
目標を大きく立てて、自分の立場を苦境に追いやり、
それで勝っていく、それが公党のトップであります。
②（連立相手は自分の意のままにならないため）
自分たちが描く理想の政治にならない
→政治家が未来を描かず理想を持たないなら、
政治家を辞めてください。
政治家が描く未来や理想は国民の未来や理想に
大きく影響を及ぼします。未来が描けない政治家が
治める国に未来はありません。
③投票する人を馬鹿にしている
投票所に行き、政党・政治家を一人選ぶのに、
「連立するよ」と言う政党に投票する人がいるのでしょうか。
その政党を信じているのに、信義に反するのでは
ないでしょうか。
どう言い繕っても隠せない事があります。
この発言で、谷垣総裁が政治を「自分の飯のタネ」程度にし
か考えていないことがようくわかります。
政治家なら
「国民の審判の日は近づいている。
国民の請託に応えられなかったから私たちは野に降った。
以来私たちは、再起を誓い研鑽を積んできた。
国家の存亡はこの戦いにある。今の私達には
国難を切り抜けてゆく、知恵と勇気がある。
私達にもう一度、機会を与えていただきたい。」
という趣旨の発言をして、単独過半数を最低ラインに
しなければ何のための政党なのでしょうか。
与党になる気概はないのでしょうか。
自分的には気持ちが暗くなる発言でした・・。
勿論、報道各社が都合の良い編集をしているのは
知っているつもりです。
しかし別ソース
http://mainichi.jp/select/news/20120626k0000m010069000c.html
「大連立より部分連合」・・・目の前のことしか考えてない・・。
これがスキャンダルにならないということは、
あまり期待されていないから、なのでしょうか。
それはそれで悲しいものです。
コメントありがとうございます、そしてはじめまして。
どうぞよろしくお願いします。
仰るとおり、マスコミが論評を出さないところが謎であります。
常日頃自民党憎しで社説を書いている大新聞が無視するような
失言とは思えないのです。
コメントありがとうございます。
この種の発言は、分析家、あるいは批評家の発言と思われます。
谷垣氏には政治家を辞めて批評家になることをお勧めしたいと思います。
コメントありがとうございます。
２大政党制を前提とした選挙制度なのに、
どちらの政党も期待に応えていないと、なると
選挙制度自体、間接民主制自体を疑いたくなります。
全く同感です。
「選挙結果次第」というのはその通りでしょうが、選挙をやる前からそれ言ってどうする？
もっとまともな政治家はいないんでしょうか？
選挙には参加しますが白票もしくは該当者無しと書くかもしれません。