童話のお話 1
- カテゴリ:日記
- 2012/07/13 20:05:50
童話って、なにかしらの教訓が含まれている物だと思います。
赤頭巾なら
「知らない人について行ってはいけません」
「寄り道をしてはいけません」
三匹の子豚ならば
「時間がかかろうとも安全第一」
「堅実に過ごすのが一番」
といった感じでしょうか。
ところが、一風かわった童話もありまして、怠け者が怠け者のまま幸せになってしまう、そんなお話があるんです。
タイトル失念してしまったのですが、以下があらすじです。
昔、あるところに美しいけれど怠け者な娘が母親と暮らしていました。
その日も、娘は糸紡ぎをせず遊んでいたので母親に叱られ泣いていました。
たまたまその場に通りかかった馬車にはその国の女王様が乗っていました。
「あの娘はどうして泣いているのですか?」
との問いに、娘の母親は「娘が糸紡ぎを怠けるものできつく叱って泣かせてしまいました」なんてとてもいえないと思い「うちの娘は糸紡ぎが大好きで、家中の麻を紡いでしまいました。紡ぐ糸が無いといって泣いているんです」と嘘をついてしまいます。
当時は糸紡ぎは女性の重要な仕事でしたので、貧しい家の娘であるが美人、そして紡ぎがそこまで好き(仕事好き)というのは王子の妻として最大の美点。とばかりに怠け者の娘を王子の嫁にすべく城に連れて帰ります。
部屋一杯の高級な麻を示し「この麻を紡ぎ終える事が出来たらあなたを王子の妻としましょう」と王妃様は笑顔で言い部屋を後にします。
取り残された娘は「できるわけ無いじゃん、私、糸紡ぎすると糸切れたり絡まったりしてグダグダなんだってばぁ(要約)」としくしく泣き出します。
すると何処からか3人の女性が現れます。
一人は胸まで下唇が垂れた女。
一人は大きな親指を持った女。
一人は片足だけ大きく変形した女。
彼女達は「代わりに糸を紡いであげよう。かわりにお前の結婚式には私達を必ず呼んでおくれ。お前の幸せのためにもね」と言い、娘が承諾したので代わりに糸を紡ぎました。
翌日部屋を訪れた王妃は、1日で大量の糸を紡いだ娘を見て、得がたい嫁を得たと思いました。
結婚式当日、娘は「世話になった3人の小母を呼びたい」と王子に伝え、世話になった3人の女性を式場に呼びました。
王子は風変わりな風体の3人にそれぞれ聞きました。
「失礼ですが、あなた方は何故そのような唇、指、足をなさっているのですか?」
女性は「糸を舐めるから唇が垂れた」「糸を縒るから指が大きくなった」「糸車を回すペダルを踏むから足が大きくなった」と説明しました。
王子は、美しい妻がこのように醜くなることを恐れ、妻に生涯糸を紡いではならないと命じました。
娘は残念そうなふりをしていましたが、内心大喜び。
そうしてふたりは幸せに暮らしましたとさ。
ってなお話。
何の教訓も無いお話ですね^-^;
一応フォローを入れておくと、3人の女性は運命の女神という説もあるそうです。
怠け者になるという運命を与えたが、王子の妻になるという運命も与えたため、つじつま合わせるために手助けに来たそうな…
糸繰り=運命の3姉妹(ギリシャ神話のモイラ)という印象もありますね。
シンデレラを追い越す玉の輿娘がこの娘だと思います。
自分ではなんの努力もしてませんから。
シンデレラは名付け親のいう事をよく聞き、働き者で、良い娘さんというイメージがありますが、このお嬢さんは…ねぇ(苦笑)
友達の娘ちゃんが昔話聞くのが好きな子なので、色々お話してあげていますが、このお話だけはできません…
もう少し大きくなったら教えても良いけど、小さいうちに聞かせたい話じゃないのよね^-^;
話にあわせた衣装を着ようと思っていたら、新青ガチャの目玉のスイカが出たので、本日は怪しい二股にゃん娘、スイカ食べつつ線香花火verとさせていただきました。
アバとお話があってないところが素敵♥←自分で言ってりゃ世話無いわね。
こんばんは。
傑作ですよねw
落語っぽい感じのお話だと思います。
そういえば、童話を元に作られた落語もありましたね。
「死神」こちらはグリムの「死神の名付け親」が元となっているとか。
アジャラカモクレンキューライソ、テケレッツのパ!という呪文が印象的なお話です。
子供に読み聞かせる童話と言うより、大人が読んでニヤリとする童話だと思います。
まぁ、こういうのを子供時分に読んじゃったせいか、こんな人間になってしまいました^-^;
目玉GETのお祝いもありがとうございます。
スイカ、猫ちゃん抱っこしないと下向いてて、お洋服汚れちゃいそうなのが残念です。
でも、種が良くできていると思うんですよ。
白い種があるのがリアルっぽくてステキだなと思います。
>れなさん
お祝いありがとうございます。
こんなお話があるんですよ~。
マイナーな童話や民話も入っている「世界童話全集」なる本(全25巻だったか35巻)をつきに1冊ずつ母が買って来てくれて読んで貰っていたんですよ。
働く母だったので、本をなかなか読んでもらえず、どうしても本を読みたかった私は3~4歳で文字を覚えました^-^;
>タコッとさん
大人が読むには良いお話だと思います。
皮肉が利いていますし。
マイナーな物語の中には名作と言われるもの、迷作と言えるものの2種類が有りまして、まだまだネタは持っていますので、おいおい書いていこうかと思っております。
お付き合いいただければ幸いです♥
しらなかったわ~
そんな、お話があったのですね~
知りませんでした ^^’
あはは。是は傑作ですよね・・・しいて教訓と言うなら「モノは言い様、アタマは使いよう」って事でしょうか(笑)
現代社会を生き抜くには、この位神経図太い方がいいかもしれませんが、
確かに小さい子に聞かせる話ではないのかも(笑)
青目玉GET☆おめでとうございます^^
今回は(さんざん小さいと言われたからかw)手持ち2つとも割と大きめのサイズで、
おお!っと思いました…俺は何時手に入れられるやら^^;気長に回すしかないけれど。
ヌコ娘にスイカ~?・・・うん、かぅわうぃい♥からOK~(をいwww