解・・・なし
- カテゴリ:勉強
- 2012/07/12 18:55:25
①二次不等式でしたか、答えが無い状態の「解・・・なし」が
正解という問題がありました。
物事すっぱり割り切れる数学に明快ではない答えもあるものだ、
と授業をうけていて斬新に思った記憶があります。
②人間というものは世の中の物事や事象はなるべく説明のつくものにしたい
と考えがちですが、数学の世界に解なしがあるように、
私達の世界にも割り切れないものや、解がないものがあります。
(むしろ解の無いもののほうが多いですよね)
物事に説明を求めたり、物事を単純化して解法を得るという方法が
全ての分野で有効である、と考えるのは乱暴な方法です。
③そして、解が無いばかりか、解を出さないものが正解であるという
事象もあります。
特に、政治の分野では解を出さない事が正解であることが多いようにみえます。
産経新聞の記事のリンクが切れていましたので、個人ブログ様より引用
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1471501.html
念頭に置いているのは鳩山元首相の沖縄米軍基地移設問題であります。
④同じように、中国、韓国、ロシア等隣国とのかかわり合い、
特に領土問題については、問題を解決しない事が正しいと
思います。
ロシアが自分より武力で劣るものに領土を無償で
返す歴史があったのか、です。
北方領土の返還は日本人、特に北国に住む人の悲願であると
思います。ロシアが領土を譲った最も欲の無い例は
アメリカにアラスカを800万ドルで売った例です。
日本としてはロシアが金銭で困ったときに領土を買い取るような
方法で返還を求める事が上策と思われます。
しかしそれはロシアが金銭面で困難に陥るのを待つしかありません。
⑤中国との間には領土問題は存在しません。
中国は内政の問題が大きくなると、国外に
目を向けさせる統治(反日)を実施しているので、
中国がこの統治方法を変更しない限り
尖閣諸島問題でいざこざが生じるでしょう。
(尚、沖縄が日本に返還されたのが1972年、
尖閣諸島が初めて問題になったのは1971年です。
第二次世界大戦後25年間全く何も問題にしなかった)
⑥韓国とは竹島の不当占拠で問題となっています。
不当であるから排除したいところですが、
島一つで韓国の国家意思を操れるというのは
得難いカードではあります。
朝鮮戦争などが発生しときに、
巻き込まれないためのカードであったり、
次の難題をかけられる前の防波堤的役割を
果たしています。
国土を守れないのは残念ですが、
竹島は日本の領土であると、年に一度主張するだけで
得難いカードを得ているのは利点であると思います。
⑦問題を解決しない、解決しないという意思を込めるのは、
政治の知恵です。
政治には、勝ち負けが存在しません。
換言すれば勝ち負けをはっきりさせないのが、
政治と言えるかもしれません。
⑧歯切れの良い、分かり易い言葉で話す政治家は
見ていて爽快ではあります。
一方「あー」「うー」などとらえどころの無いような
会見は退屈であるし、政治家の資質を疑いたくなります。
しかし、「あー」の中には政治家としての利害調整、
そして敵を作らない発言を心がける政治家のポリシーが
あったりするのです。
⑨日本は首相という立場の人が、国家を代表しなくて良い
政治ができる国です。
首相が頭を下げても、少しくらい間違った政治をしても
国のメンツに関わらない国です。(無謬性)
大人の余裕、というつもりはありませんが、
解を求めない政治は懐が深くて案外良いのかもしれません。
コメントありがとうございます。
方程式を解く必要があるか、というとそうでもないと思います。
先人の課題ではなく、先人の贈り物とも考えられます。
福沢諭吉先生の仰るように、東アジア国とは関わりあわない
(大陸的思考は日本人には馴染めない)ような配慮かと思います。
自分で自分の手を縛る憲法の改定で良いと思います。
でもいつかは、方程式を解かねばならない時が来るのでしょうね。
その解を導き出す者が現在の政治家たちであったら....
どのような解答がえられるのでしょうか?
途中計算ミス?
暗算したために、位どりをまちがえる?
解答欄への単位書き違え?
きちんと、間違えずに解答欄への書き込みをしてほしく思います。
いつも勉強の機会を与えて下さり心からお礼申し上げます。