Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


そろそろ山の季節


まだ仕事も終わらぬというのに、
梅雨明けが、
夏休みが近づいてくると、
放浪への誘惑がむくむくと大きくなってくる今日この頃  ☆\(ーーメ)

今年は、北アルプスの通称「表銀座」
つまり、燕岳から槍ヶ岳を目指すコース、
そして、槍ヶ岳から北穂高へと、
大キレットを超えようか…。

ううう~ん、難易度高いです。

でも、それだけの経験は積んできたように思うので、
一番天候のいい時を見計らって、
チャレンジするつもりです。

さて、
とはいえ、
今年から山登りを始めてみようかななんて考えている人は…、

あくまでもハイキングというのであれば、
ロープウェイやケーブルカーで、
ある程度の標高まで行って
周辺を散策するのがいいでしょう。

その点から言えば、アルペンルート。

長野県の信濃大町から、
トロリーバスで黒部ダムへ抜けて、    ←映画『黒部の太陽』の舞台ですね
ケーブルカー、ロープウェイを使って、
立山の中腹まで辿り着き、
そこから、またトンネルをバスで走り、
富山県側の室堂という高原へ出て、
そこから、富山に向かって、
弥陀ヶ原という高原地帯を降りていくルート。

このルートは、ごくごく普通の観光客でも安全ですし、しかも、
「そうかあ~、山に登るって、こんな素敵な世界へと入り込むことなんだなあ」と
山に登る人たちの気持ちがよくわかるルートです。

是非とも天気のいい時を見計らって旅行して下さい。
天気が悪いと、なーーーんも見えません。

(ただし、私はこのルートを完走したことがありません。
 なぜなら、このルートは長野側の麓から富山側の麓に抜けるだけで
 1万円以上のお金がかかるからです。
 ですから、あくまでもパックツアーで旅行する人に向いています)。

このルートは、
ルートから離れない限り安全です。

ですが、
山登りの経験のない人は、
一歩たりとも観光施設周辺の周遊ルートから外れて、
登山道へ踏み入ってはなりません。
そこから先は玄人の世界です。

最近、旅行会社が企画する登山ツアーが盛況なのですが、
その登山ツアーで時々遭難が起きるのは、
往々にして
「誰かに連れて行ってもらえば大丈夫」
という依存心があるからだと思います。
 (数年前にも北海道で登山ツアー客の多くが遭難しました)

そのようなツアーに参加する人は、
「経験がないからツアーの方が安全」
と思うようですが、
そのようなツアーは、
参加者の体力も経験も違いすぎて、
私にはかえって危険なような気がします。

昨年見かけたツアー登山の光景ですが、
体力のない何人かの人は、
ツアーから脱落していて、
その人たちのために、
3人のガイドの内に、
2人が付き添っている状態でした。

安寿は、基本的に単独登山ですので、
疲れたら、疲れ切る前に休んで甘いものを食べるし、
喉が渇いたら、熱射病になる前に水分補給します。

行程表は、
自分の体力に合わせて作成する上に、
余裕の時間をたっぷり取りますから、
早めに目的について、
その後の時間をのんびり過ごすことができます。

でも、ツアーの人たちは団体行動だけに、
自分の都合に合わせた自由が効かないのです。

私にとって、それは辛いことです。

ですから、
もし本格的に登山をしたいのならば、
地域の登山同好会や、
大学やカルチャースクールの登山サークルで、
しっかりと経験を積んだ方がいいです。

ちなみに安寿は、
若い頃、高校の登山部出身の方に、
テント山行の基礎を教わりました。

そして、
それから自分で何度となく単独登山して、
それでも今なお道に迷ったり、バテたりして、
そんなこんなしながらも、大事に至らないように慎重に行動して、
 (これも経験の内なのですが…)
なんとか今日まで無事に生きてます…。

というわけで、
初めて山に登るという方は、
この夏、天気のいい時を見計らって
先の北アルプスのアルペンルート越えや、
山頂直下までいける乗鞍岳とか、
登山者で登山道が渋滞している時期の尾瀬とか、
 (ここで遭難することはまずありませんが、
  人混みでイライラしますので、
  私の場合、尾瀬はなるべく人通りの少ないルートを選びます)
上高地に入り、穂高岳は見上げるだけにして、
その麓を明神池まで、芥川龍之介の『河童』を思い浮かべながら、
散歩してみる(片道1時間)とか…。

このあたりなら、本格的な登山道具を揃えなくても、
 (でも、揃えて欲しい)
天気が良い時を見計らえば、
 (でも、山の天気は急変する)
なんとかなります。

ちなみに山小屋は、
ホテルではありませんから、
設備やサービスが悪くても、
屋根があって寝る場所があるだけましと思って下さい。

(ちなみに、安寿がテントで山行するわけは、
 高い料金で山小屋に泊まるより、
 安い料金で自分の好きなように行動できる方が
 気分が楽だからです。
 その分、重いですが…)

そして、本格的に山に登りたくなったら、
先ほど言った、登山会やカルチャースクールなどで、
少しずつ経験を積むといいでしょう。

ちなみに登山道具ですが、
どんな山でも、初心者でも、
できれば、
靴と靴下、上下セパレートの雨具、
ザックとザックカバー、ヘッドランプ、地図と山岳ガイドブックは、
最低限そろえて欲しいと思います。

10万円ぐらいでしょう。
でも、手入れすれば長く使えます。
それ以降は、必要な装備を追々買い足していくようにしましょう。

低山、
関東ですと、高尾山や大山、
もう少し標高を上げて、雲取山や丹沢山という選択肢もあるのですが、
夏は暑いので、
安寿は、これらの山には春か秋に登ることにしています。

…ということで、
安寿の今年の夏は、
北アルプスの燕岳-槍ヶ岳-穂高岳と抜ける大キレット越え。
大キレットを東側から眺める常念山脈ものんびり歩いてみたい。
もう一度、立山経由で剣岳を登ってみるのも悪くないかも。

八ヶ岳は、
ここ数年いろいろなところを登ってきた仕上げとして、
編笠山から蓼科山まで抜ける大縦走を。

これで北アルプスと八ヶ岳はほとんどのルートを登ったことになるかな。

そして南アルプスの入り口として、鳳凰三山。
また、月山、鳥海山、岩木山、八幡平、岩木山、早池峰、
といった東北の山をいくつか挑戦したいなあ~。

7月22~27日までは残務処理があるため、
仕事持参で、福島の鄙びた温泉に籠もってしまう予定。
そして、7月最終週からは…、

行方不明になります!

アバター
2012/07/08 11:13
5月中頃だったと思います(^^)
サラリーマンではないので、不定休なのです~。
ご飯連れてってもらうだけじゃなくて、そういうのも
一度おねだりしてみようかな。
遠足みたいに行けるところでも、話に乗ってくれますしね。

いやぁ、すごく本格的に取り組んでる人なので、中途半端に足突っ込むの
悪いかな~と思ってたら、
安寿さんが幅広く知ってそうだったので、教えていただこうと思ったのですが
安寿さんもすごい人でした(^_^;)
アバター
2012/07/08 00:33
>紫音さん

5月の連休に燕岳に登る人なら、
もう、かなりのベテランさんですから、
これから山に登ろうと思うのなら…、

 安全の面から、きっぱり言います!

…その人に連れて行ってもらいなさい!…

 でないと私が…  ☆\(ーーメ) やめなはれ
アバター
2012/07/07 23:04
うわぁ、びっくりしました。
アタクシの気になる人が、山登り趣味でして。
燕岳は、何度か登ってます。
今年も、5月に、いきなり思い立って行ってましたし。
富士山は6月に3度登ってます。
そして、槍ヶ岳~北穂高、このへんは昨夏縦走してますね。

写真を見せてもらえるので、いつもアップされたら何度も見てるのですが、
すごく綺麗な景色に感動しつつも、険しいところに、怖い怖い~って思ってます。
さすがに、同じことは出来ないかな~と思ったり。
もうちょっと、知識とか経験とか積まないとね。

今月は、荒川三山(荒川岳)に2泊3日で行くそうです。
下旬のどこかで。
そのために連休取ってるようですね~。

私は、金銭的に厳しいので、まずは、装備品などを少しずつ揃えるところから
始めようかな。
そうしながら、ハイキングっぽく出かけられる、近場の山を歩いてみようかな。

高いところ苦手な上に、山に入るとかぶれて帰ってくる人間ですから、
そういう場所に慣れることからですね…。

それにしても、安寿さん、私の気になる人と、めっちゃ話が合いそうですね。



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.