第34話~親子の絆~
- カテゴリ:自作小説
- 2012/07/07 18:44:57
~これまでのあらすじ~
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=346994&aid=41674781
第34話 親子の絆
サマーとマルスは睨みあったまま動かない
おもわずさくらが
さくら:二人ってどういう関係・・・・・?
長い間離れていたって・・・・・?
サマー:そういえば言ってなかったな
というか、言いにくくて言えなかったんだけど・・・・・
戦いの神マルスは俺の親父だ
ホノオ:えぇぇぇぇ!?
シルフ:言われてみれば顔も少し似ているような・・・・?
スノー:好戦的な性格もそっくり!
リーフ:意外な関係発見だね~
シャドウ:言ってくれればよかったのに・・・・
みずくさいなぁ・・・・
アクア:言いにくいと言う事は確かだな
スプリング:前に隠し事はやめるって言ってたのに!
言ってくれたら相談とかにものったんだよ?
でも、みんなとは違う意見をさくらは言いました
さくら:どうして父親の元を離れたの?
私だったら絶対に離れないわ
みんなもそうでしょ?
皆は無言で頷きました
サマーはちょっとためらいながらも話してくれました
マルスもなぜか大人しく聞くようです
サマー:俺は親父が大好きだった・・・・母さんはもういなかったからな
戦い方も勉強も親父が教えてくれた
いつも笑顔で優しく接してくれていたんだ
でも・・・・ある日から親父は変わっちまった
笑顔は消え、呪文みたいなのを呟くようになった
ここまではまだよかったんだ・・・・・
シルフ:まだよかったって・・・・・・?
サマー:この後から親父は恐ろしいものに変わっちまったのさ
生贄を探すようになった
リーフ:生贄って・・・・何のために・・・・?
サマー:いつもやめてくれっていった・・・・
でも、うつろな瞳で「兄上を蘇らせるのだ・・・・」って言い続けてた
それで毎日いろんなところをさまよっていた
アクア:なぜいろんなところを?
その辺にいる人ではなく?
サマー:4つの条件が必要だったのさ
1つ目は15歳ぐらいの子供であること
2つ目は健康な体であること
3つ目は少しでも神の力を持っている
4つ目はこの世界で生まれたか血を引く者
スプリング:神の力持った子供なんてめったにいないよね
大体はその神に守られてるんだから
サマー:それで親父はあることにだんだん気が付いてきたんだ
自分の子供でもよいのではないか・・・・ってね
それからは俺を見る目が変わってきたんだ
俺はちょうど15歳だったからな
スノー:自分の子供を・・・・・
いくら死神でもそんな事はさすがにしないよ・・・・
サマー:いくら探しても見つからなかった
ついに、俺は満月の夜に生贄にされたんだ
やめてくれって何度も涙を流しながら叫んだ
でも、結局鎖で塔の中に閉じ込められたよ
儀式が始まる前に俺は神の力を少しだけ使って繋がれていた鎖を解いた
それから全速力で塔を降りて涙を流しながら走ったんだ・・・・
あれから長い時がたったな・・・・
その話が終わった後、
さくらはサマーに
さくら:でも、あなたはどうして組織を離れなかったの?
父親に未練はなかったの?
サマー:さくらにはなんでもお見通しみたいだな・・・・
俺はいつか自分の親父の元に帰りたかった
どんなひどいことが待っていようが会いたかったけど
すぐにはまずいと感じた
だから、別の班にもぐりこんだってわけさ
ホノオ:サマーの行動力の方がすごい
本当に15歳だったの・・・・?大人なみの頭脳じゃん!
マルス:デビルは昔からそうだったよ
敵の動きを計算して動くこともできた・・・・
これまでずっと黙っていたマルスが急に話し始めた
マルス:私もそんな事はしたくなかったのだ!
だが、仕方がなかった!掟にそむいたら大変なことになるんだ!
さくら:その掟は自分の子供より大事だったと言うの?
そんな物は世界中探してもない
自分の子供より大切なものなんて何もない!
あなたはサマーの気持ちを考えたことがあるの?!
マルスはサマーに近づきながら答えた
マルス:確かに考えたことはなかった
でも、お前が離れてから私は寂しかった
どんな時でも傍にいてくれたのに・・・・・
私は操られていたんだ・・・・・
そして、お前を生贄にしようとした・・・・私は父親失格だ!
サマーは思いがけない言葉に何も言えなかった
代わりにさくらが
さくら:そんなことない
今からでも間に合うからまた一緒に過ごせばいいわ・・・・・
マルスは泣き崩れた
サマーは傍に寄り添い、抱きしめた
いつの間にかフラワーとビースト(&シャイ)は目覚めて感動して泣いていた
フラワー:親子は絶対にお互いの事を忘れなかった・・・・
やっぱりどんな状況にあっても絆は消えないわね
ビースト:そういえば、お母さん達元気かな・・・・?
シャイ:この戦いが終わったら一度家に帰ろうかな・・・・?
皆がとにかく涙を流していた
そこに声が響いた
?:戦いの神マルスよ!
そんなくだらない事に惑わされるな!
早く途中のままの儀式を終わらせろ!
5人の怒りのスイッチが入った
さくら:くだらないですって?!
親子がせっかく再会したのに邪魔しないで!
シルフ:さくらの言うとおりだ!
くだらないなんて言うな!
リーフ:誰だか知らないけど邪魔するのはやめろ!
アクア:儀式?まさか・・・・サマーが言っていた生贄の?!
ホノオ:戦友のサマーを生贄なんかにはさせないぜ!
だが、次の言葉には誰もが驚いた
?:私の体は不完全・・・・
最強の闇の神ダークメアである私の体を完全にするためにも
条件がそろった生贄が必要だ・・・・
そいつはもうだめだ生まれ変わってしまったし歳も過ぎている・・・・
だが、ただ一人だけ条件が当てはまっているものがいる
ダークメアが指差した人物に皆は更に驚いた
それは・・・・さくらだった!
さくら:私?!神の力なんて持ってない!
年齢はそうだけど、この世界出身じゃない!
ダークメア:だが、お前の祖父はこの世界の者
この世界の血を間違いなく受け継いでいる!
それにお前の秘めた力は神に等しいからな・・・・・
さぁ、その力を目覚めさせるのだ・・・・
さくらに一歩近づいた
そこにシルフ達が間に入った
シルフ:お前の言う事なんか聞くわけないだろ!
さくらは絶対に渡さない!
リーフ:そうだ!
どんな力が目覚めたってさくらはさくらのままだよ!
アクア:お前が何を企んでいるのかは知らないが思い通りにはさせない!
ホノオ:仲間を生贄にしようっていうんだったら絶対に阻止してやるよ!
こうして、新たな戦いが始まった・・・・・
~続く~
今回はサマーとマルスの関係が明らかになりましたね
まさか親子だったとは・・・・
ついに敵のボスとご対面!
相手はさくらを狙ってる!一体どうなっちゃうんだ?!
次回もお楽しみに~^^
眠(´◡季cっていう人です!
宜しくお願いしますmm
いくよw
名前変更のお知らせ巡回です!
⋈泰良⋈から⇒【⋈.泰良】になりましたヾ( ^ω^)ノ
これからも仲良くしてやってください★
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妖精か神様だからでしょうw
(アバはいたのですが 中身が…)
大きな虫がいたので PCの傍から避難してました ('_`;)
小説 34話分 これから少しずつ読ませていただきます~☆
楽しみです♪
生贄4つの条件に当てはまるのはしーちゃんしか居ないでしょうw
今INしてないよね??
stp・お水です☆