Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


光と影が疎外から誘いを…。大エルミタージュ…


大エルミタージュ美術館展(二〇一二年四月二五日─七月十六日・国立新美術館)。招待券を貰うことができたので行ってきました。

そのことについて書いたブログ、更新しています。よろしければ…。
http://www.haizara.net/~shimirin/nuc/OoazaHyo.php


ダイジェストをこちらで。

宣伝などには、
十六世紀から二十世紀初頭における西欧美術の「顔」ともいうべき名作の公開、とある。
16世紀から18世紀は、どうも、あまり食指が動かないし、わたしの好きな19世紀末も、めぼしいものがなかったので、チケットをもらったりでもしなければ(なんていっていいのかなあ)、行かないつもりだった。
で。16-18世紀のは、やっぱり。教科書をみせられているようなきになった。教科書の小さい小さい写真をみて、美術はいいんだぞと教えられることへの反発。こんな小さい、しかも、印刷じゃ、まったくよさが分からないのに。
それは正しいとおもう。だが、わたしが間違えていたのは、そんなふうな紹介を毛嫌いして、ながらく、教科書にのっている美術作品も毛嫌いしてし まっていたことだった…。 いや、そんな話をしているのではない、展覧会、絵はけっして小さくないのに、それに、本物なのに。なぜか、教科書的、美術の時 間を思い出したのだ。わたしは、美術、みるのは苦手なんじゃなかろうか? と思った学生の頃を。展覧会で、疎外感しきりと。

そんななかで。というか、やはり19世紀にはいって。

ピエール=ナルシス・ゲラン《モルフェウスとイリス》(1811年)。
夜と朝の境界の瞬間、生と死の狭間、虹の神イリスは明るく、死と眠りに連なる、モルヒネの語源の名を持つ、夢の神モルフェウスを囲む世界は暗い。二人の神の肌の神々しさ、境界からすらの逸脱。

オラース・ヴェルネ《死の天使》(1851年)。ベッドから連れ去られる女こそが死の天使であるかのような死に顔の美しさ。実際の死の天使は、女を連れ去る暗い影のようだ。父の死に顔はそれまでの苦悶を離れ、父の全ての凝縮のように輝いていたと思い出した。

あと、アンリ・ファンタン=ラトゥール《水の妖精ナイアス》の水と肌のにじむようす、アンリ・ルソー 《ポルト・ド・ヴァンヴから見た市壁》の相変わらずのヘンな遠近法など。

おかげで疎外感がうすれたのだった。

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2012/07/10 21:44
ありがとう。
そう言ってもらうと、やる気がますます出ます。
夢は、ルーブル美術館に僕の作品を展示することかな?なんちゃって。
夢は、大きな方が、楽しいじゃない?
諦めるのって、一瞬で、できるじゃない。
自分の気持ち一つで、決まるじゃない。
でも、あきらめず、思い続ければ、少しずつでも、前に進むじゃない。
うみきょんも、できるよ。
あきらまず、思い続ければ・・・
大塚国際美術館の感想は、また今度ね。
ちょっと、忙しくて・・・
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2012/07/09 20:00
ケンケンさん、ありがとうございます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
うれしいです。

大塚国際美術館! とても行きたいところです。
今年の春、いこうとしていたのですが、手元不如意で…。
いかがでしたか。
ルーブルのモナリザ、オランジュリーのモネ、そして、マルモッタン美術館、モネのジヴェルニーの庭…、
行きたいところがたくさんあります。

とりあえず、国立西洋美術館で…。フェルメールのチケットはもう二枚とも買ってあるので。
国立西洋美術館の松方コレクションもすきなので。

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2012/07/09 19:19
僕も、展覧会巡り好きです。
最近では、大塚国際美術館や、直島の地中美術館に行ってきました。
いつかは、ルーブル美術館のモナリザとかオランジュリー美術館のモネの大睡蓮を、見に行きたいですね。
うみきょんさんのブログも、いいですね。
お気に入りにいれさせてもらいました。
これからも、楽しみにしています。

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2012/07/08 11:26
はじめまして
久しぶりに、ニコタウンに、戻ってみたら、気になるコメントがあったのでおじゃましました。
これからも、おじゃまするかもしれませんが、よろしくお願いします。



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