Nicotto Town


美月のまったり日記


それは・・・きっと・・・Ⅲ

結局・・・彼には逢えなかった

私は・・・・辛くって・・・・・

さっき通った海岸沿いをまた1人で歩いた。

そこに、見知ってる彼の姿を見つけて、私は駆け出した。

「あのっ・・・・高山さんですよね?」

私は思わず彼に声をかけた。

「えっ・・・? 君は・・・・」

「私、2ヶ月前、病院で・・・・あのっ・・・」

息切れしてうまく言葉が回らない。

「あぁ! 佳純さんだよね。覚えてるよ。元気になったんだ。」

彼は覚えててくれた。びっくりしたけど嬉しくて私は思わず声が上ずる

「あの・・・あの時はありがとう! 頑張ってって言って貰えたこと励みになったから・・・」

「そっか、おばあちゃんのお見舞いで少し喋っただけなのにわざわざありがとう。」





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