シーズ・ソー・ラヴリー
- カテゴリ:映画
- 2009/06/27 23:51:28
自宅鑑賞メモ。
愛しているけれど、愛する人をその愛で縛りつけない。
二人の愛の絆とこんな風に人を愛せるのだということに感動できる人もいるのでしょうが、
私には拒否反応が出てしまう自分達以外はどうでもいい男女のラブ・ストーリーなので、ちょっと無理でした。
ですが、鑑賞後感は悪くなかったです。
若くて無軌道なアル中夫婦は、ショーン・ペンとロビン・ライト・ペン演じるエディとモーリーン。
二人は深く愛し合っているのだけれど、エディが暴力事件を起こし精神病院へ強制収容されてしまいます。
エディの子供を身ごもったままアルコールと薬物中毒のどん底にいた彼女を救ったジョーイと
モーリーンは再婚し、ジョーイとの間に2人の子供にもめぐまれ平穏な家庭を築くのですが、
10年後、エディが精神病院を退院します。
モーリーンへの思いで時を止めてしまっていたエディには、10年という時間の経過はなく、
モーリーンもまたずっと彼を思い続けていたと泣きながらジョーイに訴えます・・・。
ジョン・トラヴォルタが演じるジョーイは、彼の愛する妻と子供たちの家庭を必死で守ろうとする、
哀れでコミカルなアホな父親でしたが、なんだかとても素敵でした。
そんなジョーイと娘との会話も、楽しかったのですが、
映画の中で、どうしょうもない母親とイカレタ実父とアホな養父を持った
たった9歳の女の子の精神的な成長が見て取れるのは微笑ましくもあるけれど、いたたまれないです。
最後には、エディと出て行くモーリーンをジョーイは3人の子供達と呆然と見送くるのだけれど、
この後、ジョーイはきっと確かな愛情で子供たちを育てていくのだろうと思えます。
エディが強制入院するまでの3日間とエディが退院した10年後の1日間の出来事で、
登場人物たちの細かい背景説明はなく、淡々として重たくないのにとても深いドラマに感じます。
ちにみに、鑑賞する視点を変えて、不愉快な部分をすべて無視すると、
ショーン・ペンを堪能するのにジョン・トラヴォルタがちょっと邪魔だった、という感想になります。
ショーン・ペンは、この映画で第50回カンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞しています。
【She's So Lovely】1997アメリカ・フランス
ショーン・ペンが映画化を熱望した脚本だったそうです。
>tararaサマ えっと、好き勝手に書いてます~w
たった9歳の女の子の精神的な成長が見て取れるのは微笑ましくもあるけれど、いたたまれないです。
>ちなみに、鑑賞する視点を変えて、不愉快な部分をすべて無視すると、
ショーン・ペンを堪能するのにジョン・トラヴォルタがちょっと邪魔だった、という感想になります。
もう、こういう感想が言えるのってながつきさんしかいないわ!
なんだかみたくなってきましたよ(^□^)b
ショーン・ペン出演なので頑張って観ましたが、
私には退屈で仕方なかったです・・・
ジョーイ登場以降のシーンはバタバタと話にも動きが有りますが、
中盤まで居眠りしながら観ていました。
向いてない・・・と言う印象しか残ってなかったりします (汗)