Nicotto Town



スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜

今年27作目の映画館鑑賞

ジョージ・クルーニー監督脚本で選挙戦を題材にした戯曲を映画化したポリティカル・サスペンス。

原作の戯曲は、2004年民主党大統領予備選の選挙スタッフだったボー・ウィリモンが、
実際の選挙に着想を得たフィクションで、実話ではないけれど、モデルがいるそうです。

大統領を目指す州知事の元で、選挙キャンペーンの次席マネージャーを務めるスティーヴンは、
対立陣営のキャンペーン・マネージャーから密談を持ちかけられ・・・

政治寓話のようでもあるドラマは、地味だけれど緊張感があって、とても面白かったのですが、
堕ちるべくしてダークサイドに堕ちていく主人公に、まったく共感も好感も持てず、
鑑賞後感があまりよくないので、自宅鑑賞でもよかったかもと思ってしまいました。
冒頭の主人公のターニング・ポインの重大さにピンとこないと、あまり面白くない映画かもしれません。
”スーパー・チューズデー”を描いた映画でも、”正義を売った”映画でもないです。

原作の題名「Farragut North」は、ホワイトハウス近くの地下鉄の駅名。
ジョージ・クルーニーが付けた映画原題は、「3月15日」(Idesは古代ローマの歴で15日)
ガイウス・ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が暗殺された日です。

★★★☆【The Ides of March】2011アメリカ




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