第31話~再会~
- カテゴリ:自作小説
- 2012/06/24 20:20:50
~これまでのあらすじ~
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第31話 再会
ビーストが変身したドラゴンは、すごく大きくて、ビルの25階分ぐらいだ
ビーストが前のように少年の声で言った
ビースト:さぁ!面白いのはココからだよ!
僕はたった今、全ての力を開放したんだ
相手は僕だけじゃないよ!
そう言った途端、数々の獣が姿を現した!
どれも獰猛で恐ろしい姿だった
さくら:フラワーさん
私はあの少年を説得してきます!
フラワー:無茶よ?!
少年だとはいえ、相手はドラゴン・・・・
やめておきなさい!
さくら:あなたが何と言おうと、私は行きます!
彼の瞳には悲しい色が宿っているが分かります
何かわけがあるのかもしれません!
フラワー:そこまで強く言い張る貴方は始めてね・・・・
いいわよ、獣は私が倒すから!
フラワーはさくらのために道を開けてくれた
さくらはその間を素早く潜り抜け通ってビーストの元へ向かった
ビーストはさくらに向かって炎を吐いた
間一髪、体をひねってかわす
さくら:危ないでしょ!
こんな狭い所で炎を吐かない!自分まで燃えちゃうかもよ?
さりげなく説教をしながらドラゴンの足もとへとたどり着いた
そして・・・・信じられない行動に思わず敵も動きを止めた
彼女はドラゴンの体を思いっきり駆け上がり始めたのだ!
フラワー:さくら?!
戻って!危ない!
フラワーは叫んだが当然彼女は聞く耳を持たない
ビーストが炎を吐いた、さくらの頬のすぐ横を通るが、さくらはひるまない
ジャンプして自分の肩の上に着地した彼女を
ビーストは驚きの目で見つめていた
さくら:やっと近くに来れた・・・・
さてと、私の質問に答えてもらえないかな?
君はどうしてそんなに悲しい色の瞳をしているのかな?
ビースト:なんでそんな事に答えなきゃいけないんだ!
別にお前には関係ないだろ!?
俺の弟の事なんか・・・・・!
一瞬、しまった!という顔をしたがもう遅い
さくら:へぇー、あなたって兄弟いるんだ
で?続きは?
ついでに獣たちも追い払ってよね?
自分から喋っておいて話さないってことはないよね^^
嫌だとは言えないような状況にさくらはさりげなく追いこんでいた・・・・
(意外にもさくらはSなのであろうか・・・・・?)
ビースト:分かったよ・・・・
話すし獣も追い払うから降りてくれよ・・・・
さくらは言われたとおりに降りてフラワーの元へと言った
ビーストは吠えた、その途端に獣たちは去って行った
ビースト:じゃあ、一回しか話さないからね?
これは・・・・昔の話
僕達は双子でもう7歳の時はもう能力を身に着けていた
双子の弟は・・・・シャイって言う名前なんだけど
シャイはかわいらしい見た目とは反対にその力は死霊術の力だった
あいつは皆から嫌われていたんだ
そして、とうとう家から離れた川に飛び込んで自分自ら命を絶った・・・・・
今でも忘れられないよ、栗毛の髪で紫の瞳のあの姿・・・・
さくら:栗毛で紫の瞳?!
私・・・・知ってる!
私とシルフが昔戦ったゾンビが・・・・ほんの一瞬だけど
栗毛で紫の瞳で歳は7歳ぐらいだったかな・・・・・
家に帰りたいっていってたけどそういう事だったんだ!
フラワー:なるほどね・・・・・
彼が死霊術を使ってゾンビの姿になったのね
たぶん、組織の連中に入ったら兄に会えるって嘘を言われたのかもね
そこまでしてあなたに会いたかったのでしょう・・・・
ビースト:僕は助けられなかったんだ・・・・
なんたって、目の前で自殺したんだから・・・・・
僕は恨まれて当然なんだ・・・・・復讐したかったのかもしれない・・・・・
さくらは何かを考え込んでいた
だが、いきなり呪文を唱え始めた
さくら:「聖なる光の力よ、その力で今亡き者の魂をここへと導いてください・・・・・」
彼女の近くで閃光がほとばしった
そして、ビーストとフラワーが目を開けたら、そこには少年が立っていた
その少年を見た途端、ドラゴンから少年の姿に戻った
そして、抱きついた
瞳の色が違わなければどちらかわからない(ビーストは琥珀色です)
ビースト:シャイ!ごめんな・・・・・
お前の悩みに気付かなくて・・・・
シャイ:兄さん・・・・・
ごめんね、ずっと苦しめちゃって・・・・
今、さくらさんの体を借りているんだ
ビースト:僕を・・・・恨んでないの?
お前の事助けれなかったのに・・・・
シャイ:僕は生きてるのがつらかった
でも、魂になった時に自我を失っちゃってね・・・・
だけどもう大丈夫!このからだを貸してくれた人が直してくたんだ!
さくらの体が急に表れた
体が透けている
さくら:ビースト、いい考えがあるの
シャイをあなたの体の中に入れてあげればいいの
そうすればいつまでも一緒だし^^
ビースト・シャイ:そうするね^^
そう言った途端、二人は一つになった
ビーストの目は片方が琥珀色、もう片方が紫色になった
さくらは元の体に戻った
仲間の方々の元へと案内しましょう
彼らが囚われているのは3階か4階のどちらか
3階は牢獄もありますし4階は奴の部屋です
さくら:急がなくちゃね!
なんとしても4人を助けるわ!
こうして新たな味方をつけたさくら達は次の階へと向かった・・・・
~続く~
なんと!さくらが2番目に戦ったあのゾンビの双子が現れちゃいました!
さくらはすごいですね~、自分自身に乗り移らせちゃうんだからw
まぁ、シャイの方から乗り移ったんでしょうけれど・・・・・
次回もお楽しみに!
stpとお水です☆彡
私の所の最終章は、絶対泣けますよぉ?
おじゃましましたb すてぷ
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