ホワイトクリスマス ももか???
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/06/12 00:25:07
友人に了解を得て書いた二次作品です。
原作の雰囲気を壊さないように作りました。
原作は「ホワイトクリスマス けんた☆」で検索すれば見つかるかも。
ええっと・・・原作知らなくても楽しめるように書きました。ボクは「ももか」。女の子になります。成りきれるかなw
ホワイトクリスマス ももか。
けんたのお父さんが交通事故で亡くなった次の日は、手術の日だった。・・・あの時のけんたの言葉が忘れられない。
「父ちゃんは死んだ!でも、オレの胸の中で生きている。手術で失敗しても大丈夫だ!!ももかも、オレの胸の中で生きる!だから、安心しろ!」
根拠の無い言葉ってわかるけど・・・成功確率50%の手術。私は死を怖がっていた。そんな私に、けんたの台詞は嬉しかった。
結果にこだわるのをやめた。生きても死んでも「彼」は私を待っていてくれる!それが嬉しかった。
どちらでもよくなった。
ただ結果として手術は成功し、私は元気にクリスマスを迎えることができた。
今日は彼と待ち合わせ。
え?彼が誰かって?
もちろん、けんたよ。
うふふ。
錆びれた町が、今日だけは輝いて見える。クリスマスという特別な日だからとか、電球の飾りが派手なわけじゃないの。
けんたに会えるから嬉しいの。わかる?わからない。
いいの、それでも。この気持ちは私だけのものだから。
待ち合わせ場所の街灯の下にけんたがいる。
「寒いなあ」・・・手に息を吹きかけてる。
「雪だ」・・・・え?。
私は涙が出た。こんなことってあるんだろうか?
私の頬が熱くなっていく。
ああ、気づかれたくない。
私は涙を拭いてから、「けんちゃん。お待たせ」
と、さも、今来たように見せかけた。
「今着いたとこなんだ。行こう」
うそばっかり・・・
けんたが私の手を握ってきた。私も握り返す。
けんたは空を見ている・・・またお父様のことを思い出しているのね。
何かきっと約束しているんだわ。私や、お母様を守るって。
「けんちゃん・・・そう気負わないで。あなた一人の身体じゃないんだから。私は案外強いわ・・・・・・それに、たとえ死んでもあなたの胸の中で生きているんでしょ」
「あったりまえさー。オレが保障する」
「うふふ。その根拠の無さに救われた女もいるのよ」
「え???」
わからなくていいのよ。と、私はそれだけ言うと今度は私が空を見上げた。
彼に惚れた理由を事細かに説明するのは死ぬよりも恥ずかしいwwわからなくていいのだ。
そう思いながら手を離して、私は先を歩く。
少し早足になる。
「おい、待てよ。ももか」
こんな追いかけっこをこれからも続けるんだろう。
私は今、しあわせだ。
雪もいいが、花の匂いもかいでみたい。
私は病気が治って、わがままになってしまったのかもしれない。それもいいか。
私のホワイトクリスマスはまだまだ続く。
完
ホワイトクリスマス、いいなあ。
こんなクリスマス、いいなあ。
そんな風に思いました。
リルルさんのももかちゃん編が読めて幸せでした^^
ハッピーエンドでうれしいです^^
ひかもよかったよw
本当にこんなすてきな、カっプルいたらすてきだね。
辛かった分、きっと死ぬまで離れないだろうなと、思いました。
うらやましいです^^
わがままとは違う感情だよねぇ(´ー`)
きっと心が豊かになったんよね☆
なるほどです。
ももかちゃんの視点から見たら、こんなあったかいピュアな話になるんですね(*^。^*)
可愛くて天使ちゃんみたいなももかちゃんにあえて、けんたくんも幸せですね(*^。^*)
2人をずっと応援していきたいと思いました。
すてきなお話し。感謝します。いつまでも幸せでいてほしいです(*^。^*)
暖かいお話し ありがとう^^
このお話とは 関係ないけれど・・・^^
人は必ず 少しずつ歳をとって 老いて 変化していくけれど
ココロだけは ずっと変わらずに 想いつづけられる 相手と巡り会って
一緒にいられたら 幸せだろうな~
なんて ふと 思ってしまいました(*´∇`*)