Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


『水彩画レッスン』290円を買った


CMで見かけたのでマガジン『水彩画レッスン』を買った。筆と梅皿と二色の絵具、紙がついて創刊特別価格で290円。これですぐに柿と薔薇が描ける。影をつけて、濃淡をつけて。頁を開くだけで楽しかった。まるでもう描いているみたいに。応用編の風景画を描く、というところで、一点透視図法、消失点が一点だと、そこに視線が集中してしまうので、消失点を二点にする、というのが面白かった。二点にするには、向こうにゆくとき、道が登り坂になっている設定にするのだ。すると壁や垣根と、道の消失点が二つになる。壁のつくる点は路より下に。いつも実際に歩いているときにも、普通に絵画作品を見るときにも気づかなかったことも興味ぶかかったけれど、ひとつをふたつにすることで、メインとなることなく、あいまいになってしまうということが興味をひいたのだった。この練習用の絵では、手前、画面のほぼ中央の木戸がメインとなっていた。そして、一番手前左端の、木戸よりもおおきな紫陽花がメインにならないのが面白い。おそらく木戸がほぼ中央にあるからだろう。消失点が二点あることで、肩すかしをくった視線が、さまよい、ちかくにある木戸にすくいをもとめる…。そんな情景がうかんだり。

2号からは、通常価格。次号からはどうしようかな。




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