第24話~秘められた力~
- カテゴリ:自作小説
- 2012/06/07 22:31:06
~これまでのあらすじ~
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=346994&aid=40874616
第24話 秘められた力
6人は森の中をさまよっていた
何処へ行っても同じ場所に辿り着いてしまう・・・・・
フラワー:何かの魔法で近づけないようね・・・・
かなり強い力を持つ敵だと思ってもいい
リーフ:そんな奴らに立ち向かっていったのか・・・・
その時、聞き覚えのある声が上空に響いた
デビル:そうだ、今回の敵はかなり強い
アクア:デビル!なぜお前たちがここに・・・?
デス:君たちを案内するように言われたのさ
こっちへ来て!早くしないと二人が・・・・!
ホノオ:とにかく行くしかなさそうだな!
そう言って5人はデビル達に導かれ、さくらたちの元へ走った
~その頃、二人は~
悪霊は徐々にパワーを上げ、人間の形になってきた
二人は避けるのに必死の状態だった
悪霊は少女の声で呟いた
?:絶対に逃がさないから・・・・
あなた達を地獄へといざなうのが我が役目・・・
さくら:ちょっと!私達が行くのは地獄じゃなくて天国よっ!
シルフ:さくら・・・・
否定する場所が違うよ?
どっち道あの世行っちゃってる・・・
さくら:とにかく!絶対にあたしたちはあの世にはいかないんだから!
仲間が助けにきてくれる!
さくらは考えなしに杖を相手に向けて呪文を唱えた
さくら:「光よ!縛めの鎖を今解き放て!」
杖から現われた光は確かに敵を包んだが・・・・
吸収されてしまった!?
シルフ:さくらの技が吸収された!
シャドウとは違うタイプだけど似ている・・・
悪霊が何かをブツブツと唱えた
するとさくらの体に黒い鎖が巻き付いた
さくら:キャアッ!ちょっと!何すんのよ!?
悪霊が鎖を引っ張るとさくらは悪霊の目の前に倒れこんだ
さくら:うわっ!私はまだ仲間になる気なんてないからね?!
なんか方向性ずれてませんか・・・・?(さくらがw)
その時!リーフたちが走ってくるのが見えた
ついに合流できた!
?:なぜ・・・・?
私の結界を気づかれずに・・・・?
リーフ:シャドウの能力のおかげなんだ!
今は帰っちゃったけど君と似たようなタイプだね!
?:なるほどね・・・・
でも、こっちには人質がいるっていうのは忘れないで?
悪霊はタガ―を取り出してさくらに近付けた
冷たい汗がさくらの頬を流れる
フラワー:なんて卑怯なの!
人の弱みに付け込むなんて許せない!
それ・・・あなたが言えることじゃないでしょ?
説得力無さ過ぎです・・・(詳しくはさくら編をw)
ウイング:4人の力を合わせるんだ!
さくらはタフだから大丈夫だ!
↑も何気にひどいような・・・・?
4人はシルフを中心に力を込めたが何も起きない
シルフ:さくら無しじゃ駄目だ・・・・・
?:お前たちはバラバラにしてしまえばいい・・・・
私が封印してやる!だが、弱らせてからな!
悪霊はシルフ達に攻撃を仕掛けた
シルフ達は傷つき、不利になってきた
だが、悪霊は一つだけミスを犯した・・・・
それはさくらを人質に取ったことだ
仲間が傷付けばさくらが黙っているわけがない・・・・
さくら:(皆が頑張ってるのに私は黙って見てられない・・・・
光の力よ、私に力を貸して!)
彼女の能力は覚醒した
辺りは濃い桜色の光に包まれた
何処からか声が聞こえた
?:姫君よ、あなたの力を仲間に分け与えることができますが
どういたしますか?
鈴の音のような声・・・
さくら:私の力を分け与えれるのなら今すぐお願い!
皆傷だらけで・・・・・
?:分かりました、あなたの優しき思いは受け止めました・・・・
私はあなたのいつもそばにいます、いつでも呼んで下さいね^^
言い終わった途端、さくらから濃い桜色の光が飛び出した
4人に力が渡された・・・・
光が消えた時、5人はおぞましい姿となった悪霊を見つめた
そして、聖なる呪文を唱え始める
さくら:「聖なる光は魂洗い」
シルフ:「聖なる風は魂の悲しみを吹き払い」
リーフ:「聖なる大地は心を静め」
アクア:「聖なる水は心を洗い」
ホノオ:「聖なる炎は心の悲しみを燃やす」
5人:「すべての力が合わさり!魂と心を浄化する!」
金色と銀色の光が悪霊を包み込み、少女へと形を変えていった
安らかな表情で霊は消えていった・・・・
5人の瞳は輝き、光を纏っていた
皆がフラワーたちの元へ走ってきた
でも、さくらは疲労のためか気を失ってしまった・・・・
二人は確信した
この子たちなら世界が救える!
今回はちょっと手強かったですね・・・・
新しい力も加わりますます秘密が明らかに!
次回もお楽しみに~!
どこにいんの?