日本人 収容所
- カテゴリ:日記
- 2012/06/07 15:12:38
アメリカと日本が戦争をしたことをご存知でしょうか?
つい先程のように思えるイラク戦争も来年で10年となります。
時間の流れが人に歴史を忘れさせてしまうこと
それに対して、記録をつけ、語り継ぐことにより抵抗するのです。
今日のエントリはアメリカと日本が戦争をした時の事です。
日本と戦うアメリカは、日本人を敵性国民と考え収容所を
つくり収容しました。
アメリカは同時にイタリアやドイツとも戦ったのですが、
ドイツ人もイタリア人も収容所には入れられませんでした。
アメリカと戦った国で、日本人だけが収容所にいれられ、
財産をとりあげられ、番号で呼ばれ、苦しい日々を送りました。
日本とアメリカが戦争をする20年ほど前、
国連の会議で人種差別を撤廃する議案を
「日本が」世界で初めて国際会議で提案し、
フランスや中国などが賛成し過半数の賛成を
得たにもかかわらずイギリスと「アメリカ」などの
反対により実現しませんでした。
今のアメリカでは想像もできませんが、
以前はアメリカも人種差別をしていました。
ですからその当時の判断としては収容所に日本人だけ
収容されるのも普通の事でした。
こうした背景の下で、日系アメリカ人の中には
戦争に従軍することでアメリカ人である証を
しようと考える人達がいました。
442連隊の人たちがそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC442%E9%80%A3%E9%9A%8A%E6%88%A6%E9%97%98%E5%9B%A3
上記のページをご覧いただければわかると
思いますが、死傷率は300%を超えています。
第二次世界大戦時の日本軍の死傷率は30%ほどと
思われるので、軍人を大切に扱ったアメリカ軍の
中で群を抜く死傷率であったと思われます。
結果、アメリカ軍の部隊で最も多くの勲章を得ています。
この連隊の一部の人たちがドイツ・ミュンヘンの
ダッハウ強制収容所の解放に従軍したことが
明らかになってきました。
両親や家族が収容所住まいを余儀なくされている時に
アメリカの為に戦う、日系二世の方々の思いは
いかばかりかと思います。
生き残った人々に対する尊敬の念は当然として
戦争で不幸にして亡くなった方のご冥福をお祈りします。
今月が442連隊創設から70年目になります。
世界から不幸な戦争が無くなりますように。
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- Anne
- 2012/06/09 08:35
- いつだったか、ドラマになっていましたね。
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