Nicotto Town


日々reco新聞


生活保護批判

ある芸人さんの家族である人が不適切な生活保護支給を

うけたという疑いをかけられています。

真偽については専門家に任せるとします。

けれど、擁護あるいは弁解の言にこのような言葉がありました。
「(生活保護を)許可出した市役所が悪い」

これは、非常に問題があります。

行政・法律のほとんどは性悪説をとっています。
性悪説とは人間の本性は自己中心的で悪いことをしても
自分の利益を優先するものだ、というものです。

法律が想定するのは悪人だ、というと気持ちが悪いですが、
法の抜け穴を作らないという点で性悪説になります。
抜け穴を塞ぐ法律を後から作って、人を裁くことができないから
抜け穴については厳しいのです。

しかし、性悪説を取り入れていない分野があります。
それは今問題となっている生活保護分野などです。

支給要件を厳しくすると、確かに不正はなくなりますが、
生活保護が本当に必要な人が保護されず、
非常な困難が予想されます。
いわば、人道主義です。

この分野で不正を働く人は、人道に外れた人、
つまり「お前は人間ではない」と言われても仕方ありません。
つまり役所が悪いと擁護するひとは「人間ではない」です。

市役所、行政はいつでも性悪説になれます。
支給要件を厳しくするのは楽です。

しかし不正を働く人により、本当に必要な人が飢えて死んだりしたら
支給要件を厳しくするきっかけを作った人、つまりよしもとの芸人が悪いです。

今後困窮のあまり、アパートや街角で餓死する人が現れたら
行政ではありません、よしもとの芸人さんが悪いです。

皆さん、そう考えてください。
殺したのはよしもとの芸人さんです。





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