生活保護批判
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- 2012/05/28 11:42:28
ある芸人さんの家族である人が不適切な生活保護支給を
うけたという疑いをかけられています。
真偽については専門家に任せるとします。
けれど、擁護あるいは弁解の言にこのような言葉がありました。
「(生活保護を)許可出した市役所が悪い」
これは、非常に問題があります。
行政・法律のほとんどは性悪説をとっています。
性悪説とは人間の本性は自己中心的で悪いことをしても
自分の利益を優先するものだ、というものです。
法律が想定するのは悪人だ、というと気持ちが悪いですが、
法の抜け穴を作らないという点で性悪説になります。
抜け穴を塞ぐ法律を後から作って、人を裁くことができないから
抜け穴については厳しいのです。
しかし、性悪説を取り入れていない分野があります。
それは今問題となっている生活保護分野などです。
支給要件を厳しくすると、確かに不正はなくなりますが、
生活保護が本当に必要な人が保護されず、
非常な困難が予想されます。
いわば、人道主義です。
この分野で不正を働く人は、人道に外れた人、
つまり「お前は人間ではない」と言われても仕方ありません。
つまり役所が悪いと擁護するひとは「人間ではない」です。
市役所、行政はいつでも性悪説になれます。
支給要件を厳しくするのは楽です。
しかし不正を働く人により、本当に必要な人が飢えて死んだりしたら
支給要件を厳しくするきっかけを作った人、つまりよしもとの芸人が悪いです。
今後困窮のあまり、アパートや街角で餓死する人が現れたら
行政ではありません、よしもとの芸人さんが悪いです。
皆さん、そう考えてください。
殺したのはよしもとの芸人さんです。