Nicotto Town


日々reco新聞


政治家の素養


リーマン・ショックを記憶されていらっしゃるでしょうか?

2008年9月15日、世界的な投資銀行、Lehman Brothersが
倒産したことによる世界的な不況であります。

株価は暴落して、信用収縮が急速に進みました。

その時、日本は福田内閣から麻生内閣に変わりました。
それが2008年9月24日です。
当初は、選挙までのつなぎ内閣としてみられていました。

麻生首相はマンガ好き、背が低い、お金持ち、
そして漢字が読めない首相として知られています。
特にマスメディアは漢字が読めないことを度々問題にしました。

踏襲(とうしゅう)をふしゅう、と読んだなどと、
言わば漢字テスト並の追及です。

麻生首相は一貫して景気対策にとりくみました。
衆参ねじれ国会により、スピードは遅くなったものの、
第一次補正予算で11兆円をつぎ込み、
主に信用収縮を緩和する政策を急ぎました。

政策の結果が出揃ってきました。
リーマン・ショック後、倒産件数が増えるものと
予想されてきました。

しかし2009年、2010年、2011年と3年間
倒産件数は減少しております。

ホテルで酒を飲んだり、料亭で会合したり、
カップラーメンの値段がわからなかったり、
色々悪く言われてきた麻生首相ですが、

この政策、大幅補正がなかったら、
日本の企業は(そしてその企業の99.7%は
中小企業です)生きのこりがより苦しくなっていたと
思います。

企業倒産の先にあるのは、従業員の失業です。
政策により、多くの失業を防いだと言っていいでしょう。

勿論、麻生首相だけがエライといっているわけではありません。
全ての企業、労働者、そして官僚、
関係者がスクラムを組んで、アメリカ発の大不況を
乗り越えようと頑張ってきたのです。

その功罪を言われます。
曰く、ゾンビ企業を増やしただけでは?
曰く、国の借金が増えたじゃないか。

正しい答えがあるとは思いません。
物事には表裏あるものです。

「僕は原子力にものすごく詳しいんだ」
そういった首相がおりました。
しかし、原子力に詳しいことが政治家としての素養かといえば
違うと思います。

阪神大震災が起きた時、社会党内閣でした。
社会党は自衛隊を使いたくない、そういうモットーの
政党です。初動も遅れ批判を受けました。

村山首相は「とにかく存分にやってくれ。
責任は全部俺がとる」という姿勢をとりました。
執権の実績が殆ど無いので任せるしか無い選択ではあります。


自分は、政治家の素養とは、物事を達成する為に
動員することのできる動員力、リーダーシップと考えます。

漢字が読めなくてもいいのです。

マスメディアはニュースになることしかとりあげません。
有権者は政治家が行ったことと、その検証、それを見て
次の選挙に臨んでいただきたいです。













































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2012/05/22 00:14
リーマンからもう4年ちかくたつのですか...
早いですね。
麻生元総理の時私も同じことを思っていました。
一般的な漢字が読めているのですから、そんな漢字検定にしか出てこないようなものにいちいち目くじら立てるより、もっと大切な報道して、と。




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