ブランコに乗って
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/05/16 00:39:12
ブランコに座る
あなたの横顔があまりにも寂しそうだった
背中を押してあげた
一回、二回、三回・・・と
揺れながら空をみあげる
泣いているのですか
頬をつたわっているのは
涙ですか
どうしてどうして
泣いているんですか
背中を押してあげた
四回、五回、六回・・・と
揺れながら青い空を見ている
今度は少し笑ったね
溜まった涙が
笑顔に流れていく
なにかが吹っ切れたのかな
何かがおかしいのかな
七回、八回、九回・・・とは
押さないから
笑顔のまま止めておきたいから
あなたの笑顔をずっと見ていたいから
十回、十一回、十二回・・・とは
押さないから
はい、待っております
ゆっくりと時間をかけて止めてくださいね
自力でこいで 涙をふきってしまおう
10回十一回・・・
ブランコが止まるのを 待っていてください
ぽんっと押されたい時あるよね・・・
ちょっと塩味のするお水ですか?
そっと押して差し上げます
腰が治るまでずっと・・・ね
alice様
涙が止まれば大丈夫
次の涙は流さないように
そしたら
また
押しましょう・・・
いつか自分で漕ぎ出せるまで‥ね
できればずっと 見守っていて欲しい‥は わがままね^^
えっとね
目からお水が溢れたの
ブランコを押してくれる
あなたの手が優しくて。。。
ブランコを押してくれる
あなたの手があたたかくて。。。
その瞬間
あなたのことが
愛しくなったの。。。
ブランコを押す手を止めないで
そのまま あなたの手が
あたしの背中に触れていて欲しいから
ずっと
ずっと笑顔でいたいから