欲しいけど買わないだろう
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2009/06/20 23:59:06
オリンパス・ペン
デジタルカメラが普及し始めたのは何年前だったか。
記憶に無いくらい前から、漠然と、将来登場するだろうカメラの一形態として欲しかった。
それがついに本物として発売された。
オリンパス・ペンはそんなカメラ。
なんか、大げさに書くとそう言う事だが、実際には誰でも想像した、アタリマエのカメラの形なんだけどね。
デジタルなんだから、一眼レフである必要はなくて、ミラーボックスを無くしたような一眼が作れるだろうとか、
レンジファインダーカメラがデジタルになったら、取り扱いが格段に良くなるだろうとか、
そういう想像はみんなしていた。
実際、昔のコンパクトカメラは、無理に安上がりに作ったファインダーに苦しんだものだが、デジタルになって、ライブヴューへ大幅に進歩した。
あとは、このライブヴューを生かした、高性能で、レンズ交換可能なカメラが登場するだけで、大勢が夢想したカメラに、かなり近いものができるはずだった。
それが、予想外に待たされたものだ。
やはり、商売として、客に説明するのが面倒な商品は難しいわけですね。
結局、パナソニックが「一眼」という表現を、わざと誤解させるような使い方をして、商売を成立させたわけですね。
あ、話が悪い方向へ行きそうだ。
元へ戻そう。
とにかく、カメラの、一つの理想型を、大勢の人が夢想していた。
とうとう、実現した。
それが オリンパス・ペン
僕も、欲しいな〜
〜ん〜、でもな、
実は、僕はお金があったとしても、買わないような気がする。
これが、コンタックスGデジタルなら良かったのに!
な〜んて、想像しちゃう。
コンタックスが今も生き残っていて、
ツアイスのレンズで、このオリンパス・ペンのようなカメラを作ってくれたら、ものすごく欲しいのに。
あ!
コンタックスが無くなった後のツアイスは、各社のカメラボディに合わせてレンズ単体で発売している。
オリンパス・ペンで使えるレンズを、ツアイスが作ってくれればいいじゃないか!
ということで、まだ世の中に存在しない商品が欲しくなるのでした。
ソニーやホンダが大企業になったのは、馬鹿なおじさんたちが面白いマシーンを作ったから。
でも、最近の人たちは勉強ができるせいか、逆に、良いおバカさんがいなくなっちゃったみたい。