天使のお迎え 10・・・どーする二ケタwww!
- カテゴリ:日記
- 2009/06/20 22:32:49
がらがらがら・・・ころんっ・・・!!!
「黒の32」
「おおおおおおお!!!」
場内にどよめきが走り、テーブルの上に山積みになったコインが、
中央の椅子席へと移動する。
華やかな衣装を身にまとった、紳士淑女が遊ぶカジノは、
とあるテーブルのみが、異様に盛り上がっていた。
うずたかく積まれたコインの山を気にする風でもなく、
傍らに控えていた執事に、今夜の主役は注文した。
「鉄郎くん、レディが飲み物をご所望だ。なにか見繕ってくれたまえ。」
「はい、かしこまりました。紅竜男爵。」
執事がさがると、紅竜男爵は、向かいの席に座っている女性に、
優しく微笑みかけた。
「彼は、星野鉄郎君と言ってね、私の執事をやって、もう随分になる。」
そして、戻ってきた執事に合図すると、執事の持っていたワイングラスが
女性の前にさりげなく置かれる。
「彼はとても有能でね、カクテルの腕前もかなりのものなのだよ。」
そう語りかける紅竜男爵は、懐かしい何かを探すように、目を細めた。
「レディ・LUNAS。今夜のツキは、コインより君に逢えたことだ。」
男爵の吸い込まれそうな黒い瞳に見つめられ、着ている
深紅のカクテルドレスよりも頬を染めたLUNAS嬢は、
居並ぶ紳士淑女が見惚れるほどの輝きを放っていた。
「ほんのり甘くて・・・おいしい♪♪♪」
映画のような光景・・・実際に繰り広げられれば、気恥ずかしくて
落ち着かなくなりそうだが、漆黒の闇のような黒々としたマントの
衿を立て、少し紫がかった不思議な瞳の紅竜男爵の前には、
誰もが息を呑んで行方を見つめてしまう、妙な迫力があるのだ。
周囲が不思議な沈黙に包まれるなか、口火を切ったのは、
ルーレットのディーラーだった。
「さて、男爵、勝負の続きは如何なさいますか!?」
「これ以上幸運が続いて、女神の嫉妬を買ってはいけない。退散するよ。」
紅竜男爵はニッコリ微笑うと、執事に合図して、席を立った。
「さて、レディ。宜しければ、ラウンジで・・・いかがかな?」
ぽうっとしながら、レディ・LUNASは、執事に椅子を引いて貰い、
紅竜男爵が差し出した手に、左手を預けた。
二人が執事に案内されながら、奥のラウンジに消えてゆくと、
残された紳士淑女たちが、一斉に、ほう・・・とため息をつく。
「何とも・・・素晴らしい光景ですな。」
「わたくし、あんなに勝負に強い方、初めてお逢いしましたわ。」
「男爵にレディ・・・夢のような取り合わせですな。」
「ホホホ。若い頃を思い出しますわ♪」
ざわめきのおさまらない会場で、飲み物の置かれたサイドテーブルが
かすかに移動を始めた・・・。
ことこと・・・ことん!
さっきまで会場内の視線を一身に集めていた人物のうわさ話で、
テーブルが、少しずつ、移動してゆくことなど、誰も気づかない。
長い時間、少しずつ移動して、ラウンジの入り口まで来たテーブルは、
静かに移動を取りやめた。
「おい・・・アイツ、だよな?」
「うん・・・それしかないよ、なあ???」
魔術師あんぱん5から、人捜しの密命をうけてやってきた、
かえるのルッカと、黒猫ガンちゃんである。
「男爵とか言われてたけど、アイツ絶対・・・。」
「そうだ、吸血鬼だよ!カチューシャしてたもん!」
テーブルの下で、カエルと黒猫は、魔術師の言葉を思い浮かべていた。
「名前はね、その都度で変わるから、わかんないの。
でも、一目できっと、わかるから!あんな派手なヤツ、そうそういないもの。」
まさに言葉通り、である。沢山の人でざわめくカジノで、
あんなに注目集めまくる才能ある人なんて、そんなにいるワケない。
「よし!行くぞっっっ!」
「せーのっっ!」
ルッカとガンちゃんが、意を決してテーブルの下から抜け出ようと
した時だった。
「どなたをお探し・・・ですか!?」
二人がギョッとして振り向くと、ラウンジに先頭切って消えたはずの、
執事の鉄郎が、瞳に怪しい輝きを放ちながら、仁王立ちになっていた・・・。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
あはははははははははは!どうしちゃったんでしょうね、私ったらwww!
ふふふ・・・すいません、思いっきりキザ男爵でwww!
ふふふ・・・さて、どうでしょうwww!?
まさかこれほど長くなるとはwww!
蘭ランらんさん♪
登場人物の数ですか・・・もう、数えるのもwww!
コメいただいた方は登場願う予定なので、
これからももうちょっと増えるかなwww!
・・・覚えきれないって(^^;)!
登場人物は総勢何名様でしょう??(●^o^●)
さて、どうなるんでしょうね~www!
私も知りたいですw!
つゆくささん♪
本物の「ゴージャス」を見たことも体験したこともないので、
私の想像力ではこれが限界ですが・・・www!
一度くらい、こんな経験、してみたかったです~♪
そんな男性にめぐり合いたいと夢みたものです、そんな若いときを
ちょぴっと、想い出しました
おいらと相棒のルッカくん危うし!!なのかーー?! Σ(゜д゜)
ありがとーーーー!これからも頑張ってねwww!
毎日、夜に見るのが楽しみになっちゃったwww
夜遅くに長文読破ありがとです~☆☆☆!
妄想は広がり、果たして収集つくのか!?
どんどん世界が拡がってってますネ(≧∀≦)
菊丸☆さんの発想力に感動です(*^ー゚)b
きゃあ♪早いですね~!!!ありがとです~!!!
執事さん、書きながら段々存在感が大きくなってきてしまったwww!
続き気になる~☆
執事さん・・・かっこいい~☆