Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


ぬくもり


金曜日の夜には
後始末をする山が
あなたを帰らせまいとする
もうこんなに遅いのに


佐多氏は一人窓の外の
街の明かりをじっと見る
遠い遠いあなたの
帰りを待ちわびるかのように


仕事が終わったら
あなたは家に帰り
一人シャワーを浴びて
疲れた体を休める


そんなあなたの
ベッドになりたい
あなたを優しく包み込む
やわらかな毛布になりたい


寝息を立てていつの間にか
根組むってしまったあなた
さあ眠ってね
私が側にいるから


そんな夢を見た
あなたもぬくもりが
ごつごつした頭の感触が
この手に残っている


ぬくもりを惜しむかのように
その手をぐっと抱きしめる
あなただけが私の
真実であるかのように





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