奇跡という名のプレゼント 3
- カテゴリ:自作小説
- 2012/05/08 21:01:23
「退院おめでとーっ輝石!」
・・・あれ?俺、退院したのか?
「きれいに治ってるよ。後遺症もなさそうだ。完治だ、おめでとう」
完治したのか・・・。夢みたいだ。
「輝石!」
この声は――蘭羅だ。
「おめでとうっ・・・ホントにおめでとうっ・・・」
蘭羅が思いっきり抱き着いてきた。
――――――もう我慢できない。
「蘭羅・・・俺、お前のことが・・・」
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「輝石ーーーっ。起きなさいよ!」
・・・あれ?蘭羅が起こってる・・・?
「いつまで寝てるの!」
かぎなれた匂い。ここは病院だ。
―――退院するわけない。よな。
夢、か。
「・・・なんだよ。もうちょっと寝させろよ・・・」
そう言って布団にもぐりこむ。
「今日は輝石の退院パーティーなんだから!」
・・・輝石!?俺!?退院すんの!?
「あんたも早く退院しなさいよ」
・・・俺じゃない。輝石は俺でもあるけど、蘭羅の弟の方の輝石だ。
「輝石兄ちゃん!」
そして病室に入ってきたのは、蘭羅の弟・輝石だ。
「・・・輝石」
元気っていいなあ・・・。
そんなじじくさい発言をしたあと。
「それじゃ2人とも、私、ちょっと行ってくるから」
蘭羅は部屋を後にした。
―――――2分後。
先に口を開いたのは――――
「はぁーーっ」
・・・蘭羅側の輝石だ。
でも、さっきみたいな優しい雰囲気はなかった。
「だりぃっつーの、パーティーとか。俺は早く家に帰りたいんだよ」
「俺に行っても何も起きないぞ」
「は?何上から目線発言してくれてんの?まずさーその年で病気とか馬鹿じゃねーの?」
「・・・・」
「なんか言えよ。ウゼッ」
これが
俺しか知らない
・・・・・・・輝石の本性

























