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シン・ドラマ汁


ドラマ【平清盛】【ATARU】

平清盛
NHK 日曜夜8時~

【あらすじ】近衛天皇の容体がいよいよ深刻になり、美福門院は、一心不乱に祈祷する。また、鳥羽院の側近で、平氏とも親しかった藤原家成が病床に臥した。見舞いにきた清盛に、家成は実子・成親や養子・師光を自分と思い相談するようにと告げ、鳥羽院のことを託した。そして後日、家成は世を去った。ある日、清盛崇徳院に招かれる。崇徳院近衛天皇が死去した後、清盛に力を貸すよう説いた。しかし清盛は、鳥羽院とつながりが深いので、崇徳院にくみすることはできないと断る。(公式より)

【感想】今回より大河ドラマ・平清盛は、タイトルを「後白河」、主役を松田翔太に刷新して、貴族世界の終焉と武家社会の幕開けをドラマチックに描きます! とでもすればいいのに。といった内容。この時代はどうしても後に天下を取った源氏の視点から描かれることが多いので、清盛も後白河も悪役のイメージが強いですが、後白河の経歴を見るに、こんなダイナミックな人生を送った天皇も少ないのではないと思うのです。また、清盛が平氏の滅亡を見ずに死去したのに比べ、年下の後白河は平治・保元の乱から鎌倉幕府樹立までの時代をずっと生きていますし、若年時代は今様に凝って無能と謳われたのに、天皇になってからは辣腕を奮っており、キャラクター的にも魅力があると思います。それに松田の方がイケメンだし、主役のオーラがあるよ! 今回も、青墓宿のシーンは美しかった…。松田だけでなく、全体が幻想的で、まるで絵巻を見ているかのようでした。ただ惜しむらくはこの頃は皇族を含め貴族が全般的に力を落とした時期で、知行地に根を生やしていた武士と違い、いくら政治的な能力があっても、力で抑え込まれるとどうしようもないという、弱点があったことです。あと、乙前は実際は青墓宿ではなく、出身は青墓宿だけど、雅仁に召し上げられた時には平安京に住んでいたそうです。もちろん乙前が祇園女御だったというのも、ドラマの創作ですね。雅仁が青墓宿に行ったというのも、怪しいものです。が、もはやそんなのどうでもいいくらいのパワーが映像にありました。特に松田聖子が彼女独特の節回しを押し殺して歌う今様は、天女の歌声のような趣きがありましたね。ちょっと言いすぎかもしれませんが。そしていきなり雅仁が立太子せずに即位。信西の暗躍があったと言いますが、どんな力が働いたんでしょうね…。わかっていたこととはいえ、誰が決定したのか気になります。鳥羽院が信西に押し切られたのでしょうか。さて、大河ドラマ「後白河」、次週も楽しみですな!


 
ATARU
TBS 日曜夜9時~

【あらすじ】入院が決まったチョコザイを病院に送り届けた舞子は、今まで面倒を見てきた彼女を無視するかのように看護師について行くチョコザイに、少し寂しさを覚えていた。直後、チョコザイを追う謎の男・ラリーが病院に現れ、チョコザイを車に乗せて連れ去った。その車の中で聞いた警察無線を聞きチョコザイは車を降りようとするが、「日本でのトレーニングは終了した」とラリーは告げる。小型飛行機が樹木に衝突し、パイロットの橋田が亡くなったという連絡が入り、沢たちは捜査を始めた。

【感想】いやー、私は橋田がセスナ(番組中ではエスナでしたが…)を飛ばそうとした時、何者かが滑走路に飛び出したため、避けようと操縦桿を切って激突したのだとばっかり思ってましたが…。まさか別の飛行機が前を横切って離陸したとはw まさに想像の斜め上でしたねw 滑走路を横切った痕があるってことで、それまで恋人や事故鑑定人を疑っていたのですが、犯人がパイロットとしか考えられなくなって、2人とも捜査線上から消えましたし。事件自体は今まで見たことがないような風変わりなものでした。しかし証拠もないのに、実はそれだけじゃ死に切れなかったので、自分で殴ったと自白したのはちょっとお粗末だったかも。それより気になったのは、やはりチョコザイですね。このドラマは絶対チョコザイをたくさん出さないと数取れないと思う。ラリーはチョコザイを恐らくアメリカに連れて帰ろうとしたんでしょう。彼はチョコザイを1人日本で活動させることで、彼に何か変化が顕れることを期待したのでしょうか。その期待が裏切られたため、連れ帰ろうとした。でもチョコザイは事件現場の映像に舞子が映っていたため、それまでラリーの言うことを聞かないことはなかったのに、初めて無視して捜査に出かけた。実は変化は顕れていた? チョコザイは舞子のことなんか気にかけてないようで、本当はすごく気にしているんでしょうね。ああいう人達の中には、気にかけていることを表に出さない人もいるんですよね。一方の舞子も、もう中年に差し掛かった発達障害のある男性を、なんでそこまで気にかけるのか。もちろん捜査に役立つということもあるでしょうが、どうもこの人自分がいないとどうしようもないという、母性本能をくすぐられているような気もします。一体この2人はどうなるのか。そろそろラリーとチョコザイの方も何某かの展開が欲しいところですね。

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2012/05/09 15:46
マツケンも、初期の頃と比べるとだいぶ小奇麗になったし、
崇徳に平氏は与するつもりはないと言い切ったりと、
成長振りがうかがえるのですが、やはり武士だけに地味ですよね。
松田翔太って篤姫の頃にはノーマークだったんだけど、
最近いい役者さんに育ってきましたね。かなり演技にこだわって、
現場をかき回すタイプらしいですが…(;´Д`)
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2012/05/08 16:22
こんにちは^^ この回は翔太が主役で、完璧にマツケン清盛が霞んでしまいましたね^^;
他のドラマでは、後白河天皇が頼朝と義経を仲たがいさせるところがクローズアップされたりで、
謀略家のイメージが強いですが、この翔太の後白河天皇はとても魅力があります~^^
天皇を決める詮議のシーン、も少し細かく見たかったですね



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