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月虹ーセレス還元ー:水樹和佳子


日本の原発が全て止まる日。
空に輝く満月が、幸運のスーパームーンとして輝く日。
そして、日本の未来からやってきた子供たちの日。

そんな日が重なったのは、ただの偶然か。
…それとも、なにかの予兆か。
どちらでも、未来からきた子供たちに、幸多かれと、月に願わずにはいられない


水樹和佳子さんは、非常に寡黙な漫画家だった。
その分、発表する作品の完成度は高く、その内容も珠玉のような、心に響く素晴らしいものが多かった。
80から90年代にかけて、雑誌「ぶ~け」に掲載された作品は、今もファンから静かに、でも強く深く支持されている。

そんな彼女の作品から、タイムリーといってもいい作品を紹介しよう。
ぶ~けに掲載当時、読んで、涙して、今も心に残っている作品だ。
「月虹ーセレス還元ー」は、まだソヴィエト連邦が存在して、冷戦が続いている未来。
環境破壊が進み、人の心は荒廃し、貧富の差が激しく、いつ核戦争が起きてもおかしくない…そんな暗い時代。
盲目の少女ソミューは、、ソ連から亡命した女性科学者マーリアの妹だ。
核開発研究に専念する姉のおかげで、亡命先のアメリカでも不自由なく生活している。
そんな彼女の前に現れた不思議な青年プラズマ。
彼は彼女に告げる。

「時間だ、ソミュー。セレスの記憶を解放してくれ。地球を分解して、セレスを還元する」


破壊のエネルギーを持つプラズマ。
そのエネルギーを再生させセレスを還元するための鍵、ソミュー。
かつて栄えたセレスという星から、その再生のために送り出された二つの孤独な魂。
プラズマはセレスで生きたままの姿で眠りにつき、ソミューはセレスを還元するための惑星地球で、転生を繰り返していた。
そのため、ソミューは魂の故郷セレスの記憶と、地球の記憶とに引き裂かれ苦しむ事となり…やがて核戦争が始まる。

わずかコミック二冊分の内容とも思えない、重くて深い話である。

空に輝く壮麗な満月を見上げながら。
そして核にゆれる日本を思いながら。

あれこれ思い考えたら、酩酊する。





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2012/05/07 21:01
沙羅さん
古い漫画だからなあ^^;
ハヤカワから文庫で一昨年ぐらいに出版されたから。
ひょっとしたらあるかもしれんよ。
私もびっくりした、この映像…。
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2012/05/07 20:57
春のマサ吉さん
うんうん、確かに。
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2012/05/07 20:56
りらさん
ユーチューブで見てきました。
真偽のほどはともかくとして、興味深い映像でした。
福島原発上空ってのがね。
原発問題の手は、あくまでも現役世代でできるだけ解決して。
未来からの使者の世代に渡したいですね。
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2012/05/06 15:48
相も変わらず未読……近所の本屋にあるかな?

私も↓の映像に驚いた~~(@@;)
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2012/05/06 10:13
↓ 鳥肌立ったw
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2012/05/06 02:57
日本のマスコミでは発表されていませんが、福島原発の上空におびただしい数のUFOの出現があり、海外ニュースでは
取り上げられています.youtubeでも見ることが出来ます。

日本を、地球を守るために、宇宙からも援軍が現れたというひとたちもいます。

宇宙の創造神から天使が遣わされて守っているとも聞きますよ。



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